映画と渓流釣り

物忘れしないための処方箋

紅白歌合戦について日本放送協会に聞いて欲しいこと

2024-01-15 15:25:00 | 歳時記雑感

メディアは未だ視聴率の事で紅白の存在意義を云々しているけど、もう視聴率が上がった下がったの話はどうでも良くて、折角年間20,000円くらいのお金を払っているのだから前向きにこうした紅白が観たいと意見をしよう

演歌を敵視するような演出はやめたほうがいい
けん玉とかドミノとかは歌い手に失礼でしか無い。そんなんで連続出場させても誰のため?
このご時世、演歌のヒット曲は難しいからどうしたって往年の名曲の再演になるのは仕方ない。それなら年代別の名曲特集や歴史的な意義ある曲や作家の特集コーナーをやってもらうのはどうだろう
Z世代だって良いものは絶対分かるのだから、日本の歌謡史としての意味も踏まえた企画コーナーを設けてほしい
今回もウクライナの伝統的な楽器とコラボした津軽海峡は聞き応えがあった

K−POPが悪いわけじゃない
現在のグローバルチャートを席巻しているのは事実。それでも、安直に呼びやすいからといって一辺倒になるのは頂けない。NHKなんだから、世界の各地域から代表的な歌曲を集めてほしい。クイーンだけじゃなくて、アフリカにも南アメリカにも中東にだって有名な歌手はいるはずだし、其処此処での大ヒット曲を披露するようなお祭りこそがボーダーレスと違うだろうか
おんなじ顔の男の子や女の子たちに画一化された踊りとビートで見せられても、それはビヨンセとかの二番煎じにしか感じられなくて興ざめ。唯一、New Jeansはアジアの女性が持つ可憐さを見せてくれて面白かった

あの忙しなさも紅白のリズムだから一概に否定するつもりはないけど、じっくり一年を振り返る時間は必要だろう
それは本道であるその年を代表するヒット曲のお披露目であるわけだが、一世を風靡しこの世を去った偉大な作家や歌手をトリビュートする時間をとってほしい。2023年であれば谷村新司(アリス)、坂本龍一(YMO)を追悼すべきだった。暮れに亡くなった八代亜紀は間に合わなくとも、次回75年目の紅白では日本歌謡史における検証時間は欲しい
JUJUの歌った時の流れに身をまかせという歌が、亡きテレサ・テンの代表曲だということを若い人は知らないかもしれないし、全キャン連のおじさま達の熱狂的な応援の中メドレーを聞かせてくれた伊藤蘭(キャンディーズ)の歴史的意義も触れることで、今のJ−POPの立ち位置も炙り出てくる

これも毎年のことだが、ディズニーよりジブリや日本アニメの披露こそが世界に向けて日本の公共放送であるNHKがやるべきことだと思うのだけど、皆さんどうだろう?
韓国のように国を挙げて文化輸出をしたほうがいいとは思わないけど、世界のあちこちで日本の文化を楽しんでいる人たちはいるのだから、積極的にアピールすべきだと思う。日本国内の視聴率に拘っているより、全世界の数多の人に配信されて楽しんでもらってナンボだと思うけど。その意味ではYOASOBIのアイドルに東アジアの偶像(idol)が集い歌い踊る姿は今回のテーマとも相まって白眉なシーンだった

個人的にはあいみょんが歌う愛の花に涙する浜辺美波ちゃん 
おじさん、キュンとしたのだけどね










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