子供の頃の愛読書の一つに「日本妖怪図鑑」があったほどですから、妖怪の類は大好きでした。
その中で、怖かったのは、「ほうそうし」という妖怪。
目が六つある鬼のような姿をしていて、剣を持っている。
そいつは、夜に子供が寝ている部屋に忍び込んでくる。
そして「病気が恐ろしいか? どんな病気でも我慢できるか?」と問うのだという。
病気が怖くないと答えると姿を消すが、病気が怖いと答えると、剣でさんざん斬りつけて来る。
そして、斬られた傷口がドロドロに腐るのだ。
まあ、子供に取っては避けようのない災難である。
間違っても、「病気が怖い」と答えないようにしようと心に誓って寝るのだった。
ネットで検索してみると、四つの目を持つ鬼で、病気を起こす悪鬼・疫鬼を見張っていて、現れると剣で立ち向かってくれるそうだ。
全然違うじゃん、日本妖怪図鑑w