三五館シンシャの○○日記シリーズ。
メガバンク銀行員と言えば、サラリーマンのエリートコースですが、その実態が明らかになります。
エリートサラリーマンと言えども、サラリーマンの厳しさは同じですね。
組織というのは、ぐだぐだなものですな。
また、ノリノリのときや、正義に燃える時期、鳴かず飛ばずの時期など、サラリーマン人生の終わりに近い自分には、懐かしく思う場面も多々ありました。
小説だと不倫とかありそうですが、一般的なサラリーマンなら、この本に書いてあるような人生を歩むのが普通っぽいと思いました。
また、この本では、M銀行とかぼかしてありますが、見え見えなところに、作者の勤め先に対する小さな憎悪が感じられ、思わずシンパシーを感じてしまいました(笑)。