太平洋戦争末期から終戦後にかけて、日本に勝ち統治するために、日本人を民俗学の視点から研究した本となります。
日本の書籍や、日本人捕虜の尋問、日系人からの聞き取り調査など、日本を訪れずに調べつくしたため、返って客観的な視点となっています。外から見た日本人を理解するためにアメリカ人向けに書かれた書籍です。
アメリカ人が罪を意識するのに対し、日本人は恥を意識するとか、なるほどと思うことが書かれていて驚かされました。
日本人がアメリカ軍を歓迎ムードで迎え入れ、地下活動やゲリラとして統治をじゃましなかったわけなど、興味深く読めました。