中学時代の友人がパキスタンのカラチで自殺した。自殺した友人の妻から見せられた友人当ての手紙は中学時代に転向していった美少女米花(よねか)からのものであった。
「月光の東まで追いかけて」
手紙に記されたその言葉は、中学生だった米花の口から聞いたものだった。
男と友人の妻は、それから別々に米花を追うことになる。
彼らは、米花を追いながら、少しずつその波乱に満ちた人生の断片を見ていくことになる。
この小説の構成の面白いところは、米花と言う女を描きながら、それは人づてに聞いた話のつなぎ合わせであるところだ。おぼろげな人物像は、像を結びそうで結ばず、わかりそうで解らない。
「月光の東」とは何なのか、それすらもはっきりせずに終わる。
人は、人を、他人が見た人の断片をつなぎ合わせるレベルでしか理解できないのであるから、それこそが真の人物像なのかもしれない。
「月光の東」とは、読者がそれぞれの人生から思い浮かべる像そのものが正解であろう。
自分が考えた「月光の東」は次のようなものだ。
6歳の米花が、本当の父親と1晩過ごした糸魚川の農具小屋で感じた安楽の地ではなかっただろうか。糸魚川の農具小屋は、東斜面に立っているはずだし、そこから月を見れば、月光は西から東を照らす。そこ(月光の東側)には米花を包んで安楽を与えていた父がいたはずである。
仮の両親の愛情を、障碍者の妹にゆずり、少女時代を過ごした米花にとって、ほんとうの父が与えてくれた一晩の安楽こそが月光の東であったと思うのだ。
と言うように、小説の人物を深く考えてしまうのは、作者の術中にまんまとハマってしまったと言うことだ。
掃き溜めに咲いていたので、ハキダメソウという名がついたらく、いくらなんでも可哀そうだなと思っていました。

しかし、咲いていたところが、アスファルトの上に落ち葉が積もって溜まったところだったので、なるほどと思いました。
掃き溜めにも咲く可憐な花だったのです。
貴重な秋晴れとなりました。
朝の気温は3℃とこの季節としては冷え込みましたが、登っていくうちにぐんぐん上がって、頂上付近では12℃になりました。

低いところには靄がかかっていますが、高いところは遠方までよく見え、雪化粧した磐梯山や鳥海山まで望めました。

飯豊連峰も標高1500m付近まで積雪がありそうです。

頂上には、カエデの紅葉がまだ残っていました。

晩秋の山は、虫の声が途絶え、鳥の声も少なく静かで落ち着きがあって好きです。
花だより
観音堂のピンクの椿が咲き始めています。
ジャノヒゲの実がなっているので探すと鮮やかな青が目に飛び込んでいます。
大人気のダイソー メスティンをゲットできたので、炊き込みご飯を試作してみました。

米(新之助)1合に、薄揚げ1枚、マイタケ、醤油とみりんを少々入れてみました。なんか、ギッシリですね。

100円ショップから買った台に、固形燃料をセットして火をつけて、メスティンをかけます。
説明書だと、吹きこぼれるということでしたが、そんなことは無く、約25分で火が消えました。
大丈夫でしょうか?

布で包みひっくり返して15分むらします。
めっこになっていないかちょっと心配です。

開けてみると、具が膨らんでパンパン状態。
ちゃんと炊けているか心配です。

ふっくら炊けていました。
ちょっと、先端の部分にめっこがかった部分がありましたので、具をたくさん入れる場合はご飯を少し少なめにした方がいいようです。
今度は山に行ったとき、炊き込みご飯を作ってみよう。
コロナ過で、肺活量測定なしでした。
他は例年通りに行えましたが、病院の出入り口には職員の人がいて、体温チェックや手の消毒をするという物々しい雰囲気がありました。
終わってからダイソーへ行ったら、欲しかったメスティンが売っていたのでゲットできたのでハッピー気分です。
ダイソーのメスティンは1合炊きのコンパクトサイズなので貴重なのです。