パンプが、眠ってる間に起こった町内とパンプの周りの人の話をしよう。近所では、パンプが入院したとき「いよいよパンプも逝ってしまうのか」ということになってたけど、驚異の回復力で蘇りつつあるのを聞いてみんな驚いていた。その前に、角のたばこやのおばさんが、突然「しばらく休業します」といっていなくなった。酒屋のオジさんが何の前触れもなく76歳で死んだ。タバコ屋の斜め前の喫茶店が急に取り壊され経営者のおばさんの消息が知れない。みんなパンプと付き合いが合った。この町は、若い人もいるけど付き合いがないし、昔ながらのおじちゃん、おばちゃんできたから、いわば、町の限界集落だったんだとそんな考えが浮かんだ。何も、山奥の村だけじゃなかったんだ。どこにでも、限界があるんだね。だから、昔の人は、町内の付き合いの輪を広げてなるだけ限界の輪を広げようとしたんだね。定住民族の知恵として。さて、どのように自分達の輪を広げるか、今後の課題かな。と考えながら病室に行くとずっと先だと思っていたリハビリが今日から開始されたと聞いた。これにも驚くばかり。そういえば、鼻の管はなく、完全自力呼吸だ。パンプに限界という文字はないのか!
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