フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

パンプ、チョップを出す

2009-01-17 21:17:05 | Weblog
昨日、パンプの弟、つまり僕のオジさんが亡くなったとの連絡を受けた。パンプとは、年が離れていたからまだ、70代の後半だったと思う。県外にいたからあまり頻繁な付き合いはなかったけどおどけた、面白いおじさんだった。退職してから、カラオケ教室の先生をしてたって聞いてたけど、おじさんらしいなと思ってた。パンプに「おじさんが死んだって」と聞かせたが、分からなかった。人生ってなんなんだろうね。最後は、何にも分からない・・・それでいいのかもしれない・・・自分がわからなくても誰かが分かってくれるから・・・事象面はね。心情面なんてはじめから誰も分からないからと思えばこれでいいかなんて考えていたら看護師さんが入ってきて「タンを吸引しましょうかね」と管を口に入れようとすると、「怖い」と言って看護師さんの手にチョップをした。これには、看護師さんも驚いて「たたかんといて」と応戦してた。そばで見ていて僕は、面白かった。
人は、防御本能はボケないんだね、命の秘密を解く鍵がありそうなパンプの行動だった。「わかめ、わかめって言ってますね」と看護師さんが言った。僕は、あれは、「バカめ、バカめ」と言ってるんだと分かっていたけど黙っていた。パンプ復活の日は近い。
コメント
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