フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

一生は短いんですもの

2009-02-18 09:53:26 | Weblog
やりたくないことに時間を費やすなんて、もったいないわ・・・とターシャのように思ったかどうか、パンプが、カテーテルをつけたまま夜中にベッドの上で正座してたので、次の日から、お医者さんは、もういいだろうとカテーテルをはずしました。念のために感染症予防の点滴を1本して点滴もなくなりました。晴れて自由のみです。もうすぐ、退院となるでしょう。ご飯も少し固めになりました。ところが,そう世の中あまくありません。
世の中に出るにはそれなりの準備が必要ですとばかり,活動が活発になってきたパンプの為に病室が変わりました。1人部屋の監視カメラ付きの部屋です。ボケてるとは言え彼女も想像の中で生きていますから行動が予測がつかないとのことでこの部屋となりました。頭の中で響くのは、大脱走のテーマでしょうか。つい40日位前に生死の境を彷徨った人に見えないくらい元気になってベッドの上に正座するから看護師さんから「姫」と呼ばれるようになった。声も大きくなって周りを笑わせてくれる回数も多くなりました。監視カメラ付きというのでみんな、まず笑ってしまったんですけど。元気になるとまた、物語が増えていくようです。
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そうだろう・・・・・!Je le pense

2009-02-17 09:37:46 | Weblog
D'accordのほうがいいのかな。ぼくが、若い頃飲み過ぎて二日酔いで酷いとき、立ってもられないくらいの状態で仕事に出かけて,仕事先で戻してしまうくらい最低な時、救ってくれたのは、実しやかな友人でもなく、偉い手さんでもなく、そこにいた大酒飲みのおっさんだった。変な話しだけど「飲みすぎちまって,気分悪くてもうメロメロ」とかなんとかいうと、そのおっさんが「そうだろう」ってひとこと言ってくれたんだ。その言葉で、なんだか救われて酔いが冷めたように心が晴れやかになった。僕が見るところ、先日の中川大臣も二日酔いのひどい状態だったと思う。当人は,風邪薬のせいにしたいらしいけど、あれは,完全に酔っ払いだよ。ワインなら2本は飲んでるね。はっきり、飲みすぎてゴメンって言えばいいのに。こんな,落語みたいな人久しぶりに見たから、世間の見る目と違って、微笑ましく思っている。「酔ってね」「そうだろう」って言ってあげたい。こんなのが、ひょっとしたら日本を救うのかも知れないよ。鬼顔、おたふく、猿顔、ひょっとこと日本昔話の伝統できてるんだから、ここで極めつけの酔っ払いがいいだろう。地元では酔うたん坊と言ウンだけど。世界がひっくりかえるくらいのインパクトだったから、この際,中川氏に総理をやらしたらどうだろうか。オバマもヒラリーも腰抜かすと思うよ。「酔拳」は、強いからね。こんなこと言うとターシャに叱られそうだけど僕は,久しぶりに面白かった。日本て,そういう状態なんだよ。オスマシなんかしてられないんだから。
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今日は、一転寒くなった。

2009-02-16 19:19:15 | Weblog
昨日から一転して今日は、冬日だった。昨日Tシャツ1枚で今日は,セーターにネックウォーマーをしてその上にジャケットを着ている。腰が痛かったので後ろ手に組んでとぼとぼと歩いて本屋まで行ってきた。ターシャの「思うとおりに歩めばいいのよ」と言う本を買うために。パンプは,88歳でボケたから、この本が編集されたのは、ターシャが87歳だから、パンプも87歳までは,思うとおりに歩んでいたんだっけと思いながらページをめくるとなんと心潤うお言葉。昨日怒っていたことがスーッと氷解したような気分。こういうのを魅せられるっていうんでしょうね。もともと彼女の生き方は理想だから真似することも多いのだけど話し言葉の編集っていいな。言葉が生きていてまるで彼女とお話しているみたいな気分にさせられた。そうなんだよな、とかへーそうなのとか相槌を打ちながら何回も見やった。そしてついでに文庫本の探偵小説を一冊かったんだけど、読み進めて半分まで来た時に「オーッ」これ前読んでいた。ということが分かった。¥670円損した。こういうことが、結構多いんだ。何度読んでもいいじゃない。ってターシャはいってくれるかな。
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今日も暑かった。

2009-02-15 18:58:06 | Weblog
昨日の新聞に真夏日って書かれていた。今日も暑かった。Tシャツ1枚で過ごした。公園の雪割り桜は,満開で少し調子狂ったみたいに咲いている。


麻生内閣の支持率が10%を切ったと聞いた。単純に考えても10人に1人も支持しないということかと思った。支持率動向ではないけれど今の日本,そうとうにオカシイ。昔から、武士にあらずんば人にあらずできた歴史があるからこんなもんかなと思っているかもしれないけど、人は,金のあるところに集まり既得権益を作り上げる傾向にある。バブルの前あたりから,国民が油断している好きにつけ込んで公の部分が肥大化し錯覚してきた。まるで,虐げられていたものが既得権を得たかのように。このときバブルが始まって国民の目は公に注意が行かなかった。そのドサクサにまぎれて公を特権階層,エリートキャリアに押し上げたのが,不浄役人と言われた警察だと言えば分かりやすいかな。彼らの思想がしたことは、それまで、オンボロの公社で汗水たらして働く公務員の姿を一変させ地方の県庁は地方で一番いい建造物、それを作り上げた上で自分たちの建物をそれに勝るとも劣らぬ権力の象徴として作り上げたことだ。そして公務員は安定した職場、首にはならない。どんなに不景気でもボーナスはある。退職金はデカイ。と人事院とやらがせっせと役人天国の青写真を推し進めていった。そしてこの役人天国。官僚国家。この形態の国が、歴史から見て長く繁栄したことはない。しかるに、政府は、何の手も打てず、国民に、痛みを強いるばかり。自分達官僚の贅沢が、医療制度を混乱させ、年金を破綻させ、官僚主導の政治が企業から終身雇用をなくさせ派遣切りに追い込んだと言うのにいまだ、公務員改革はおろか天下りの禁止にも断を下せないでいる。公務員半数、給与半額、退職金一律500万でいかなくてはこの国は、もたない。みんな、このことが分かっているはずなのにやらないのは、それそうとうのうまい汁が吸えるからだろう。上の条件でも国の為に働く人は何人でもいるんだからおそれることはないのだ。このままいけば,国民とは,公務員のことをさすと辞書に書かれてしまう。国民にもなれない人民の血税でまだ,役人を飼うのだろうかこの国は。2月がこんなに暑いのも、役人の私利私欲の欲望が燃え盛るからだろう。今日のNHKの番組で格差が形而上的にもありすぎるとある政治家の発言を聞いてそうおもったから。ちょっと,CHEになった気分。
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hot Valentain day

2009-02-14 16:47:13 | Weblog
今日は,暑かった。沖縄みたいに。26度くらいあったんじゃないかな。体感そんな感じ。だから朝からTシャツ1枚。それも半袖の。2月ということで一応綿のベストを着ていたけどそれも脱ぎ捨てTシャツ1枚。朝,車の点検で車やさんに行ってた留守にバレンタインのプレゼントいわゆる義理チョコというかイベントチョコが届いていた。


ガ-ガ-,俺は,酒飲みじゃないんだから、みんな,おもちゃのようなチョコは止めてみんなの予算を一まとめにしてAMEDIのチョコを一つ買ってくれといつも言ってるのに、面白がっててんでバラバラのそれぞれの個性とやらでやってくる。これにモンクがカリビアンの強烈個性でどこで探してきたんだみたいなチョコを東京から贈って来るからトドメなんだよなこれが。なんだかんだ言っても面白いんだけど食べなきゃいけないから結構つらいお菓子も中にはあるんです。ヴァレンタインデーもいろいろな考え方があるのでしょうがモノを贈る、貰うというのは、面白いもんですね。気持は,物とか金では届くもんじゃないと分かっていながら愚かな行為。こいつが面白いのです。そう言えば,昔、パンプが、ぼくの貰ったチョコを片っ端から食べてましたっけ。「今日は、女の人がチョコをあげる日」と何度言っても
「食べるほうがえいもの」と言って食べてばかりでしたね。パンプの世代は,盆暮れのお届け物以外にプレゼントの習慣はなかったのですね。ずいぶんと、なにかにつけてプレゼントする機会が多くなりましたこと。でも、僕らの子供の頃はヴァレンタインなんてなかったから、いつくらいからこんな現象になったのかな。分離不安の男女が増えてきたころからかな?
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rainbow's end

2009-02-13 21:21:52 | Weblog
今日、パンプの病室にケアマネージャーが来てパンプの退院後の施設を進めにきた。在宅では,無理があるとのことで特老という特別養護老人ホームというのだそうだ。医療行為は、できないそうだが設備が充実しているところということで12件くらい候補を持って来て説明していった。総合的に見てバナナへの復帰も困難とのこと。はじめから,在宅は無理と言われてたのを在宅でやってきたので無理ではないのだが、今回,食事とやはり,足腰の衰えがネックとなってデイサービスも使えない。家に誰かいればいいけどそれもないからパンプの一番いい環境のところへ入れるしかないのか。それも全施設が200人位が常時空きを待っているとのこと。終の棲家へ行く前にあの世に行く人も多いそうな。一体,人の人生って何なんだろうね。自分の家がありながら家では死ねず。どこかの施設の軒下を借って終着だなんて。でもパンプたち、今の老人はまだいいのかと思った。僕は、団塊の世代ではないけど団塊の尻尾を掴んでいる世代だから、団塊のおかげで、その虹の尻尾をつかむ幸運に恵まれてきた。よきにつけ,悪しきにつけ引っ張られ,巻き込まれ過ごしてきた。でも,最後までは,無理だと思っている。国に団塊の世代を支える財源はないから。パンプの入った施設に僕らは,入れないかもしれないね。そうなれば、足腰を鍛えて、ボケないように工夫し最後は家で死ねるように努力しなければならないのか。家で死ぬって自分たちにはマイナスのシンボルなのかな。待てよ、僕は、そうなれば、チピーを持って山に入り流離って人生を終えようなんて、パンプが投げかけてくれる「生きる」意味について解答を探そうとしている。
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たった一つのことで

2009-02-12 18:48:44 | Weblog
洋服箪笥や,クローゼットという洒落たものでは間に合わないから、押入れにポールを通して中央で補強して押入れ全体を洋服箪笥としてなんとか収納できていたんだけど経年疲労というか服が多すぎたというか、たまたま着てた登山用の30年前くらいのダウンジャケットを仕舞っとこうと思ってそのポールに吊るしたところ補強してあったプラスティックのワッカがポキンと折れてしまってポールが弓のようにしなってしまった。45キロまではOkというものだったがいつのまにか45キロ超えていたんだね。うんざりだ。またこれを直さないといけないと思うと,ドット疲れる。もう,服は,買うなということだろうか。凄くいいものを凄く安いときにしか買わないようにしてたのにいつのまにか溜まってしまったんだね。30年だもの。勿論、それまでの若い時の服もあるから押入れが,パンパンに膨らんでも仕方がないか。こんだけの服があるのにいつも着るもんがない着るもんがないと思うのは、スグ着るように出してないせいか。「またこれを着るのか」何て言いながら朝着替えてるもの。うちは、だいたいが、パンプにしろ姉達にしろ着道楽だからね。DNAだから仕方がないのかな。でも,たった一つのことでポキンと折れてしまうなんて。過ぎたるは及ばざるがごとしですね。
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あっ 食べた

2009-02-11 20:01:03 | Weblog
シンゴヤージュの看病に飽きて姉のケイコ-チェがパンプの見舞いと称してやってきた。パンプ達の病室フロアがパニックになるぞと思っていたら案の定騒がしかった。電話がかかってきて「今病院に来てる。チョット動けないから、美味しいパン買って来て」ヤバイナと思いつつパン買ってパンプのところに行くとパンプは丁度夕食の時間だった。テーブルには,マーティンとケイコーチェがいてさァこれからいただきますと言うところだった。「今日は何?」とおかずを見て「こんなの作ってあげんといかんよ。家に帰ったら」とマーティン。「ゆるゆるに練ってるね。これは、ごまだれを魚のすり身にかけてるのかな。これは、おいも。これリンゴ?お茶までとろとろだ」と想像逞しく観察してると、「どんな味かな?」パクッとケイコーチェが食べた。「うんこれはいける胡麻だれよ。おいしい。」これはこれはと次々食べて,お茶まで飲んじゃった。「あっ 食べた!。カロリー計算されているから食べてはダメなんだぞ」というと「作るなら味 見とかないとね」だって。じぶんは作りもしないくせによく言うよ。周りの患者さんにもちょっかい出しながらワーワー言うので「静かにしなさいよ、みんな大人しく食べてるから」「あら,食事は,楽しくにぎやかによ」だって。看護師さんの笑うこと。万事がこの調子。だから、シンゴヤージュが蜜柑を2個ずつ大きな手の中に隠して部屋に戻っても分からないんだ。豪放磊落ではなく豪放欠落なんだから。家に帰ったら,「サッカーよ今晩は。日本を応援してね!」と言ったままテレビに見入ってしまった。やっと静かになった。
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vigne

2009-02-10 21:42:44 | Weblog
ワインが飲みたくなって、フランスの居酒屋,何て言ったっけbistoroか。そんな風な安酒場もしくは、安定食屋のイメージで夜食を作ってみた。普段は,夜食なんて食べないんだけど,おあつらえ向きにpaul melvanのロゼがあったし、露天の市場で買ってきたパンもあったしソーセージと煮た野菜とで軽くそんな雰囲気が出せた。


というのもさっきまで読んでいた「パリの昼ご飯」と言う本で刺激されてついついいやしをしています。vigne verdeとかジェルメーヌさんのお袋定食とか下町風ご飯がやけに美味そうだったから。vigne verde緑のぶどう酒というからどんなもんだろうと読み進めていくうちに白の発泡酒でポルトガルのワインだって。値段が安くて美味しい店だから、ワインもデカンタで4分の1とかの販売なんだ。そうだ,デカンタを買おう。そういう使い方なのか。これなら納得。わざわざデカンタに入れてどうするんだろうと日本のレストランの場合思ってたけどデカンタって割り売りのビンのことなんだ。変に御託並べるから気取ったものと誤解してた。急にデカンタが好きになった。小さいデカンタを買おうかな。夜食は止めて,昼食で使おう。ワインって結構和食に合うんですよ。ラッキョとかウルメとか煮っ転がしにも。お好み焼きとの相性は抜群。B級グルメって面白い。
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海が呼んでるぜ!

2009-02-09 18:48:32 | Weblog
何だろう、2月になるとトニーの霊が呼ぶのか、昔見ていた日活アクションのような事件が起きるね。あまりのシチュエイションの古さに笑ってしまうんだけど昨日室戸沖で不審船が発見され、彼らが港に降ろしていったものは黒いスーツケースが4個、中に120キロもの覚せい剤。


朝靄がかかった岸壁に佇んでいるPコートの男。沖のほうから曳航されてくるボロボロの不審船。男は,不審船の船員達を逮捕する為に来た、麻薬Gメン。海上保安庁の船が合図の霧笛を鳴らす。主題歌→(フェードイン) タイトルバック出る「霧笛よ,男達を呼び戻せ」主演:赤木圭一郎・・・なんだか映画っぽい事件だ。そう言えば,渡哲也さんのデビュー作も麻薬をあつかった「真っ赤な海が呼んでるぜ」だったな。麻薬と海と拳銃が揃ったら日活アクションだったからね。ほとんどが、ハリウッドやフランスのフィルムノワールのパクリだったけどそんなもの知らない頃には、まさしく新しい世界だった。今でも,こんな事件を聞くと「俺の拳銃はどこだ」と思うし。せめてPコートを着て不審船を見に行くかと血沸き肉踊るもの。「風に泣いてる港のカモメ 何故に昔を呼び戻す・・・」なんて歌が頭の中で流れて、何故か、気持は「勝負(かた)をつけろ」のベルモンドだったりして無茶苦茶なんだが,無茶苦茶が日活アクションなんだからこんなもんか。さて事件のほうなんだけど、中国船籍の船で中国人9人逮捕されてるけど、あの船のオンボロさといい時代錯誤さといい大胆不敵といったところから北の将軍様の手の者ではないのかな。拉致のやり方にあまりにも似てるから。いずれにせよ,ここは,「抜き撃ちの竜」の出番だな,家では。
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