この萩、山萩と異なり「宮城の萩(みやぎのはぎ)」です。
秋に、草かんむり、まさに秋の花でしょう、
花は豆のような蝶形花。
「萩には」、こんな思いがありませんか。
「ぼたもち」と「おはぎ」のことです、
小豆あんこのおもち、同じものです。
春のお彼岸 に供えるのは、春を代表する花の牡丹の花に
似ていることから「牡丹餅」→「ぼたんもち」「ぼたもち」。
秋のお彼岸に供えるのは、秋を代表する花の「萩」にちなんで
「萩餅」→「御萩餅」「御萩(おはぎ)」と。
「萩は」落葉低木、秋の七草のひとつ、
草なのに低木とは、
花後の茎は木のようになります、強剪定をして地面近くまで切り取っても
来年大きく育つ不思議。
万葉集で一番多く詠まれた植物。
萩の開花期は、稲・粟・稗などの収穫期に重なることから
豊かに咲きこぼれる萩の花は、
「豊穣の秋のシンボル」であったのでしょう。
花言葉は「思案」「内気」「柔軟な精神」。