
「新しく学ぶことを見つけた」「出来はまあまあです」「難しかったです」「テキスト以外からの出題もあった」「難問に責任者の腕をつねりあげたい」「手に入らなかった人のためにもテキストの改訂版をぜひ発行して欲しい」・・・。これは第2回岩国検定終了直後に受験者から直接聞いた感想のうちの幾つか。
2010年1月に有志で発足した岩国検定実行委員会。その主旨は「歴史も文化も豊かな自然にも恵まれた岩国を、岩国市民はもちろんのこと市外の人にも良く知ってもらい、岩国に愛着を持ってもらうと共に、市民には郷土岩国に誇りを持ってもらうこととし、検定試験を通して町の活性化にも貢献したい」という思いからだった。丸3年が過ぎた。早い、というのが実感。
ご当地検定についていまさら説明でもないだろう。ここ岩国には天下の名橋・錦帯橋をはじめ天然記念物の白蛇など観光資源や歴史・史跡・文化・自然など他都市に劣らない恵まれた環境にあり、ぜひぜひご当地検定を実施したいとの強い願いが基本になった。
第1回検定試験は一昨年の11月実施した。そこまでの道のりはこれまでにも載せているので、その機会はまたにしておこう。検定試験に向けて「参考となるテキスト本」を望まれる方が多く、会ではその作成を1年半の時間を掛け作成した。小さな会、予算のこともあり追加印刷を含め400部発行した。が、瞬く間に捌け、驚いた。会の財政上これ以上の冒険は出来ず、多くの方にご迷惑をかけてしまった。
こうしての第2回。検定のジンクスでは2回目の受験者は大幅な減少といわれたが、仲間の活発な動きの成果で、会としてはほっとできる受験者数に達し、準備にも熱が入った。気象情報では冷たい雨の日だったが、皆さんの熱意に予報が外れ、これにもほっとした。 採点、認定証の発送など事務作業は終了した。設問と正解数の分析など次回への課題検証はこれから行う。
「テキスト掲載の個所を巡った」という人も多く「岩国を知ってもらう」という当初の目的の一端が成就している、そんな喜びも味わった。ご当地検定は他都市では公的組織が運営されている。観光を旗印にする岩国、その動きが早く起きて欲しい。
印象に残ったことは幾つもあったが、今「楽しかった、新しいことをおおく学んだ、参加して良かった、町歩きが面白くなった・・・」「いい仲間にめぐまれた」そんな気がしている。