
このところの寒さは「1月下旬のころと同じ」とローカル局の気象情報は繰り返す。それを受けて朝方の挨拶は「寒いですのう」「なんと冷たい」「冷いのう」など思い思いの感じが第一声のこの頃。そんなある朝、「う~寒い」という40代男性の挨拶に驚いた。
彼は東北は福島県の出身。夏に汗をぬぐいながらこんな話をしてくれた。「東北で育ったのでこの暑さはたまらん」と言う。福島県の出身なので、節電を求められているこの頃、エアコンの設定温度を目標以下には出来ない」と故郷へ思いをはせている。その時「寒さには強い」とその自信を話していた。それなのに寒いと肩をすくめる。
「寒さには強いのではなかったか」と問い返すと「思いっきり寒いならいいが、気温の2度や3度は中途半端で困っている」と返してきた。極寒なら絶えれるという。今年の北日本の積雪の映像には恐怖すら感じる。その積雪をもたらす寒さの中に身を置くとしたら、本州最西端にしか住まいしたことがないのでその想像すら出来ない。
寒さがますと、安全のためタイヤ交換を勧めるCMやお知らせが増える。冬用装備を怠って発生した事故は多い。公共的には安全運転のため橋や道路などの凍結が予測される場所に凍結防止剤が備えられた。凍結防止剤の化学反応はおいておくとして、塩化ナトリウムや塩化カルシウムは金属を錆びさせる力がある。これが撒かれた道のお世話になった後は、寒くても出来るだけ早く洗い落としておきましょう。