
盛会裏に終わった第2回岩国検定試験から3週間が過ぎた。この試験は有志が立ち上げた「岩国検定実行委員会」が主催し岩国市と岩国市教育委員会の後援で行った。
実行委員会の発足の呼びかけはこうだった。ご当地検定が全国で行われ県内でも数市で行われている。しかし当市にはその動きがない。関係機関へ声を掛けても積極意的な応答が得られない。
そこで、「岩国の歴史・文化・自然などの魅力を市内外の人に知ってもらい、岩国に愛着を感じてもらうと共に、市民には郷土岩国に誇りを持ってもらうことを目的にする。また、検定試験を実施することにより、町の活性化に貢献する」という主旨で2010年1月に発足した。
これまでの3年間の手持ちの資料を整理した。第1回検定へ向けての打ち合わせから第2回検定試験実施まで、それぞれに思い出のある資料が重なっている。その何れもが、今年8月に発行した検定テキスト「いわくに通になろう」へ通じるていることを、改めて認識した。地方紙のコラムに「これ一冊で岩国市の概要を網羅している」という記述を思い出した。
そして長年、地元で新聞発行を続けていても「おお、これは知らなかった」と新鮮な発見もあった。「岩国の歴史的な誇りがたっぷりつめられた宝石のような冊子」と評価してもらえた。確かな目によるこの評価には感激した。
古地図を手にしての街歩きが注目されているそうだ。宝石のような冊子はこれのお手伝いが出来る、そう思っている。しかし完売した。さて、これからどうする、思案の境に入る。