ここ数年続いているミニ門松作りに今年も参加した。材料も道具もすべてあなた任せの門松作り。松竹梅に南天、手作りの飾り小物、苔に葉牡丹などなど、この苦労に報いるのは熱心に取り組むことしかない。
孟宗竹の径は10数センチ、これを鉢状に加工してそれに飾りつける。この加工が第一関門。関門突破のための鋸使いに息がきれそうな御仁もあって思わず笑い。縦型か横型は思いのまま、これを越えると後は参加者個々のセンスで飾りつける。
和気藹々、教え合いながら手助けし合いながら、竹細工指導員の手をかりながら仕上げていく。2時間もすると個性あふれた素晴らしいミニ門松が30あまり。良く出来ている、と小さな声で品評が始まる。
門松は「ご先祖様がお正月に 戻ってくる時の目印にする」との言い伝えもある。ずらり並んだ門松は家の内での飾り、これでは道しるべを探すご先祖様は苦労されるだろう。そんな心配などせずに喜んで我が家へ持ち帰る。歳末へ向けてひとつ用事が済んだ。さて次は。