
吉香公園はボタンにツツジが咲き終り今は新緑が訪れた人を癒してくれる。間もなく菖蒲の季節になる。
「吉香公園のバラ園はどうなったん」と聞かれた。楽しみにいったら無くなっていて残念だったという。「見られた通り廃園になりました」と少しおちょくって答える。理由は跡地はと聞かれても知る由はない。跡地は住民活用の広場になると、聞いている通りを教えた。活用例の一つに盆踊りが含まれていた。
狭庭にバラが一鉢ある。そのバラ、今年の咲はこれまでにない数と花の寿命が長く驚いている。我流の枝きりと適当に施す肥料など変わったことはしていない。あえてあげれば剪定、いや枝切りが例年より過ぎたことくらい。何かの覚えではないが水やりを欠かす日はなった。庭のバラは公園のバラ園を世話していた人が家で育てていた一本、もう何歳になったのだろう。
よく咲いてくれるのは、虫嫌いな家内が虫やそれらしきものを見つけるたびに殺虫剤を見舞わせることが効いているかもしれない。花と昆虫は欠かせない因縁がある。花には様々な昆虫が訪れる。花は昆虫に蜜や花粉を与え、動けない花は昆虫を運び屋として繁殖を依頼するというお互いを利用しあっている。自然は実に上手く関係している。