日々のことを徒然に

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クロガネモチ

2015年05月19日 | 生活・ニュース


 狭い庭でも枝きりの必要な小さな木がある。世間では剪定といわれるが我が家の仕上がりは枝切り。それでも毎年、梅雨入りまでに新しく伸びた枝葉を切取り形は整える。年期だけは40年の後半ほども経験しているが、その進歩はない。そんな切り方でも、いやそんな切り方だからか春になると枝は伸びほうだい。日ざしが強まり雨が降ると目に見えるように伸びる、やはり時期のもの新葉のその色は季節を感じさせる。

 最近、赤い実の数が少なくなり気になっているのはクロガネモチ。古い葉が散るとにょきにょきと小枝が伸びる。毎年、剪定ばさみでとにかく涼しくなるように切りそろえる。今年もバッサバッサと切り落としていて、ふと見ると小さな、米粒よりも小柄で柔らかそうな小さな白っぽい実が小枝についているのを「発見」した。もしやこれが赤い実になるのではと気づいた。

 剪定ばさみで思い切り枝を短くしていると、発見したような生まれたての実を切り落としていたことになる。実からすれば、無残に切り捨てられたことになる、そんな気づきをして思い出したのは、クロガネモチの剪定で枝先は切るなという記事。隣家の大木は本職が枝に足を掛け丁寧に剪定している。だから実がなる。

 そう気づいて選定ばさみを植木ばさみに持ちかえて小粒の実がついた枝を探し、それを残しながら他を取り除くことにした。枝切りに比べ根気と時間の掛かる作業となった。これまでの風通しの良いすっきりしていた樹形が少し趣のある形に感じ、「この冬には小鳥が喜ぶ」と思いながら脚立を片づける。
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