
湯本温泉にある「旅館 大谷山荘」の落ち着いた外観を横に見ながら「利用することはない」そう思いながら何度もその前の国道を通り過ぎていた。その旅館の「グルメランチコースペアご招待」という企画、それは新車購入者へのデイーラーの感謝の気持ちという。前回は九州地区のホテルペア一泊企画からすればこじんまりしたが、これも時世の流れだろう。
ホテルの前を流れる音信川(おとずれかわ)のせせらぎが聞こえる静寂さに驚いた。車で通り過ぎるときは気付かなかった山あいの温泉郷だからこそ味わえる自然の音だとしばしたたずむ。爽やかな涼風と一緒に小鳥の声も聞こえる。旅行で温泉郷に出かけたことはあるがこれほど静かな環境は覚えていない。
大きな1枚ガラスの向こうの広い庭園を眺められる席で料理を堪能した。
久しぶりの山陰だったが、新しい道路が何カ所か開通し快適で便利になっている。一方、田植えのシーズンというのに、その準備の済んでいない荒れた田が目についた。乗車人員2人、走行距離306キロ、燃費リッターあたり30.1キロはデイーラーへまずまずの報告ができる。