
地球上の石油資源はあと30年で枯渇すると習ったのは昭和30年代の前半。それから、その倍近くの年数が過ぎたが枯渇せず、今は世界情勢を動かす大きな力を供えた。進む地球温暖化防止に向けてエネルギーは石油から自然への転換は進んでいるが、きっぱりとした将来の姿は理解できないでいる。東電の福島原発事故後遺症は忘れさせる方向へ舵が向けられている。
新築の屋根、道路沿いの空き地にも太陽光発電のパネルを見かけるのは珍しくなくなった。20年以上も昔、新築に合わせ太陽光パネル設置の検討を依頼したら600から700万円の見積もりが届きお断りした。売電制度が制定されるなど太陽光発電の環境は大きく変わった。それでも築年と年齢と回収期間を考えると今更ということになる。
車が環境に及ぼす影響を緩和するためハイブリッド車への転換が勧められ、税制でも大幅な優遇措置が図られ普及が進んだ。優遇されるがHV車も排ガスゼロではない。究極のエコカーとして水素に先んじて電気自動車が今後の主力になるべく、国も企業も取り組んでいる。まだ高価でサラリーマンが「ほい買おう」という訳にはいかないが、そう遠くない時期にGSが消えるかもしれない。
GSに変わるのが急速充電装置。立ち寄った道の駅にその設備があり、これか、と撮っておいた。使用する車は見かけなかったが、公用車用の設備は別にあり、普及しているのだろうと感じさせる。集落にGSがなく往復30キロ走って給油する地域もある。それほどでもないが市内でも集落からGSの消えた地区がある。進化が過疎を促進さているのかも、車に限ればそんな感じだ。