AKB48 チームBのファンより

鈴木紫帆里さんを中心にAKB48 チームB について語るサイトです。

アイドル論資料、「ソロこそがアイドル本来の姿」往年のアイドルはなぜあんなに輝いていたのか 

2014-11-11 22:41:24 | アイドル論
アイドル論資料、「ソロこそがアイドル本来の姿」往年のアイドルはなぜあんなに輝いていたのか 

http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/42066


大の音楽好きで知られる、タレントのクリス松村さんが、今年、独自の視点からアイドル論をまとめた(『「誰にも書けない」アイドル論』、小学館新書)。

 クリスさんは、1970年代に山口百恵やキャンディーズなどの曲に出合って以来、アイドルを応援し続けて、その変遷をずっと見守ってきた。

 本書でも随所に70~80年代に輝きを放ったアイドルへの深い愛を語りつつ、ともすれば売り上げ至上主義に陥りやすい昨今のアイドル業界についても言及している。

 アイドルのあるべき姿は、いかなるものか。ご本人に話をうかがった。

アイドルは「お人形さんでいい」

──アイドルが輝いていた時代を、71年から89年までと限定されていますね。

クリス松村氏(以下、敬称略) もちろん今でもアイドルはたくさんいますけど、私が、この本でアイドルとして取り上げたかったのが、主に70~80年代に活躍された方々ということです。彼女たち、あるいは彼らのほとんどは、ソロの歌手です。グループといっても、せいぜいキャンディーズやピンク・レディーのように2~3人までで、メンバーそれぞれが個性を放っています。

 その頃は、お茶の間のテレビを家族全員で見るという時代でしたから、彼女たちは、世代を超えて万人に愛されるアイドルでした。今でこそ、ご当地アイドルとか、グラビアアイドルとか、ジャンルやカテゴリーが細かく区切られていますけど、アイドルというのは、本来、幅広い層に愛される存在だと思うのです。

 そういう意味で、アイドルが輝いていた時代を、70~80年代としました。

──アイドルは「お人形さんでいい」と、明言されています。

クリス松村 私はそう思っています。プロである大人たちが、その子の魅力を最大限に発揮させるべくプロデュースする。それがアイドルの魅力の磨き方だったのではないでしょうか。作詞家の阿久悠さんは、アイドルが自分から「バラードを歌いたい」と主張すると、「それは周囲のスタッフが成長具合を見て決めることで、本人が決めることじゃない」とおっしゃったそうです。

──アイドルは、自分を押し隠さないといけないということでしょうか。

クリス松村 例えば小泉今日子さんは、「お人形さん」的なアイドルから大きく逸脱することなく、でも髪を勝手に短くするとか、ちょっとだけ自分の意志を出して、ファンに支持されました。それも、自由にやっていたのではなくて、制約があるから、面白いんだと思うんです。

 それが今は、戦略かもしれないですが、アイドルが私生活をブログなどでたくさん見せちゃってますからね。

 80年代までは、ほとんどのアイドルは寿命が短かかったんです。松田聖子さんや中森明菜さんや小泉今日子さんみたいに、長く活躍される人は少なくて、アイドルの活動期間は、基本的には2~4年でした。「お人形さん」でいられるのが、そのくらいの時間だということでしょう。一瞬の輝きを放って消えていくのもまた、アイドルの定めでした。

 アイドルをやめてから、女優やタレントとして芸能界の仕事を続ける方は多いですけどね。

 松田聖子さんは、今もステージではミニスカートをお履きになって、アイドルとして求められる姿を演じきられてますよね。まさに永遠のアイドルです。

ニューミュージックが支えたアイドル黄金時代

──アイドル像の変遷も詳しく書かれています。特に80年代前半に起きたことに紙数を費やされていますね。

クリス松村 その頃にアイドルの歴史にとって、重要なことが起こったからです。厳密には、70年代末から80年代前半にかけてですね。

 70年代は、レコード会社主導で曲を提供する、いわゆる「歌謡曲のアイドル」だった時代でした。ところが78年にキャンディーズが解散し、翌年には山口百恵さんが婚約を宣言、そしてピンク・レディーの人気凋落と、アイドル界は寂しい状況になりました

 その状況を打ち破り80年代のアイドルたちを支えたのが、ニューミュージック界の方々です。松任谷由実さん、中島みゆきさん、チューリップの財津和夫さん、山下達郎さん、元はっぴいえんどの大瀧詠一さんや細野晴臣さんなどです。

 彼らには70年代から熱心なファンがいましたが、他人への提供曲も含め、必ずしもヒットには恵まれませんでした。それが80年代に入ると、アイドルに提供した曲も、彼ら自身の曲もヒットしだします。

──当時も、その変化を実感されてましたか?

 アイドルをやめてから、女優やタレントとして芸能界の仕事を続ける方は多いですけどね。

 松田聖子さんは、今もステージではミニスカートをお履きになって、アイドルとして求められる姿を演じきられてますよね。まさに永遠のアイドルです。

ニューミュージックが支えたアイドル黄金時代

──アイドル像の変遷も詳しく書かれています。特に80年代前半に起きたことに紙数を費やされていますね。

クリス松村 その頃にアイドルの歴史にとって、重要なことが起こったからです。厳密には、70年代末から80年代前半にかけてですね。

 70年代は、レコード会社主導で曲を提供する、いわゆる「歌謡曲のアイドル」だった時代でした。ところが78年にキャンディーズが解散し、翌年には山口百恵さんが婚約を宣言、そしてピンク・レディーの人気凋落と、アイドル界は寂しい状況になりました

 その状況を打ち破り80年代のアイドルたちを支えたのが、ニューミュージック界の方々です。松任谷由実さん、中島みゆきさん、チューリップの財津和夫さん、山下達郎さん、元はっぴいえんどの大瀧詠一さんや細野晴臣さんなどです。

 彼らには70年代から熱心なファンがいましたが、他人への提供曲も含め、必ずしもヒットには恵まれませんでした。それが80年代に入ると、アイドルに提供した曲も、彼ら自身の曲もヒットしだします。

──当時も、その変化を実感されてましたか?

クリス松村 レコードがだんだん売れなくなったんです。70年代のアイドル曲は、20万枚売れてもベストテンに入らないことがあったのに、80年代後半になってくると、1週間で数万枚売れれば1位を取れてましたから。

 事実だから言わなきゃしょうがないけど、アイドルの曲ばかりがチャートを賑わしている時代は、音楽全体が売れなくなるのではないでしょうか。

 私は86年には、芸能事務所に勤めてマネージャーもやっていましたが、レコード会社から「もうシングル盤はやめようか」という声が出るくらい、業界は追いつめられていました。

 そこで思い切った手段を打たなければならなかった。

──その手段とは?

クリス松村 おニャン子クラブです。素人同然の子を次々とデビューさせて、レコードに特典を付けて売りました。

 あの時代としては、おニャン子の売り方が間違っていたとは思いません。ただ、レコードを売ることばかり考えているから、肝心の曲そのものが記憶に残らないんです。いい曲が本当に多かったのに、残念です。

 また、この頃からアイドルがピンポイント型になった影響も大きいのではないでしょうか。おニャン子はもう万人を相手にはしてません。夕方にテレビ番組を見られる学生がターゲットです。

 こうしてアイドルのグループ化の時代が幕を開け、ソロアイドルが減っていったと考えられます。個人的には、ソロで最後に頑張ったアイドル歌手は、89年デビューの田村英里子さんだったと思っています。

──90年代には、ミリオンセラーを出すソロ歌手が現れましたが、彼女たちはアイドルとは言えませんか?

クリス松村 私は、デビュー時はアイドルとして曲を聴いてましたが、ご本人たちは世間からアイドルと見られることに抵抗があったのかもしれないですよね。アーティストとしての意志がしっかりあったのでしょう。

 その後も、ソロアイドルの資質を持った子は、何人かいたと思うんですけど、どうしても「アーティストになりたい」という気持ちが強すぎたようです。その結果、方向性を見失いがちになっていたのは、惜しいですね。

 結局はグループアイドルばかりの時代になりました。

今のシステムでは個性的な子が生まれにくい

──グループアイドルの問題点は?

クリス松村 突出した魅力を持った人が出にくいことですね。時々思うんです。70年代だったら、スターの後ろで踊っていたスクールメイツのような子たちが、今ではそのまま一線のアイドルになっているんじゃないかって。

 曲も全員で歌わなくてはいけないから、一人ひとりの個性を引き出す繊細なメロディーも作れない。どうしてもメリハリが少なくなりがちです。

 それに、アイドルに限ったことではないですが、今の歌詞は単調ですね。これはグループだからというより、時代の流れがそうさせているのだと思いますけど。「元気だよ」「ありがとう」とか、結論ありきの歌が多い。

 最近は、本当に読解力がない子が多くて、黄金期を支えた松本隆さんの歌詞を読み聞かせても、「意味が分からない」なんて平気で言う。女性の気持ちをストーリー性豊かに描いた、「松本文学」と形容できる世界が理解できないなんて、かわいそうですよね。

 ネット依存の傾向にある今、教育からしっかりしてくれないと、どうにもならないところまで来ています。


──今の時代、アイドルの聴き手は、子どもや若者だけではないですよね。コンサート会場に行けば、クリスさんと同世代・・・かどうかは不明ですが、30~50代の人が多いです。

クリス松村 本にも書きましたけど、私も親から「アイドルなんか、聞くな」と厳しく言われて育ちました。おそらく、今、アイドルを追いかけている人のなかには、そうした抑圧された体験をお持ちの方も多いんだろうと思います。そして自分のお金が自由に使える歳になって、若い頃に抑えられていたものが、一気に吹き出しているのかもしれません。

 いい歳した大人が、似合わないTシャツをお揃いで着ている光景は、昔は見られませんでした。でも、文句の言いようがないですけど。

──今も、アイドルのコンサートに行かれますか?

クリス松村 曲はひと通り聞いてますけど、最近のアイドルのライブ会場に足を運ぶということは少ないです。もちろん、松田聖子さんや往年のアイドルのコンサートには行ってますが。

──これからのアイドルのあるべき姿は?

クリス松村 今、活躍されている方を否定するつもりは本当にありません。だけど、グループアイドルばかりが増えると、やはり変化に乏しいように感じてしまいます。

 一人ひとりは魅力的な子もいるんだから、もっと個性を出してあげてほしいですよね。

 できればレコード会社や芸能事務所など、それぞれの会社がもっとプライドを持って、自分たちが育てたアイドルを、歌で競い合わせてほしい。個性を持ったソロアイドルが、もっと活躍する姿を見たいんです。

 多くは望みません。素敵な歌をたくさん聞きたいだけです


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乃木坂46のシングル10曲を改めて鑑賞。(ときめき研究家)

2014-11-11 21:55:54 | ときめき研究家
これまで乃木坂46のシングルも一通り聴いてはいたが、ほとんど記事にはして来なかった。シングル10曲目ということで、1曲目からまとめて聴いてみる。どの曲も水準以上で、聴き応えがあった。

『ぐるぐるカーテン』。
デビューシングルに相応しい初々しさに溢れている。行進曲風の2拍子のテンポで、どこまでも元気に歩いて行けそうな曲だ。AKB48の『Partyが始まるよ』ともどこか雰囲気が似ている。
教室のカーテンにくるまって、女友達と内緒話をするという歌詞。いまどきの女子高生が実際にそんなことをするのかどうかは分からないが、するのかもしれないと思わせる創作上のリアリティがある。男子目線で、女子の秘密をのぞき見するような感覚。乃木坂46の楽曲の1つの特徴である。

『おいでシャンプー』。
初夏にプール掃除をする状況は、秋元康の得意技だ。『High School Days』や、SKE48の『水のないプール』にも出て来た。『君のことが好きだから』のミュージックビデオでもプール掃除をしていた。ホースの水で虹を作るのも『High School Days』と同じだ。
タイトルから、シャンプーをしてあげる歌かと誤解するが、実は彼女のシャンプーの匂いにときめいているだけだ。一緒にプール掃除をして、急に親密になったように錯覚している男子の歌だ。
イントロから、バイオリンの上品で軽快な音色がウキウキした気分にさせてくれる。

『走れ!Bicycle』。
告白するために彼女の乗るバスを追いかけて、自転車を全力で漕いで追いかける歌。AKB48の『大声ダイアモンド』『会いたかった』『スカートひらり』や、NMB48『青春のラップタイム』などとも似たような状況の歌だ。最後に「両思い」とハッピーエンドにしているのは珍しい。
この曲は、乃木坂46と言うより、まさにAKBグループの楽曲という感じだ。このまま他のグループが歌っても全く違和感がない。

『制服のマネキン』。
この曲はAKBグループの「制服シリーズ」に連なる1曲だ。『制服が邪魔をする』『制服レジスタンス』『制服アイデンティティ』などと共通で、制服に守られ、制服に縛られている女子高生のジレンマ、葛藤を歌っている。タイトルに「制服」こそつかないが、『女子高生はやめられない』『JK眠り姫』も同じシリーズだろう。これらの源流を辿れば、ご存知『セーラー服を脱がさないで』に行きつく。
『制服のマネキン』は、男の立場から、「好きならば制服を着たマネキンから脱却しろ」と激しく責め立てる歌だ。スタイリッシュなサウンドに乗せて、稚拙な原則論で彼女を悩ませる、困った男だ。
河川敷で草野球を見る2人(CoCo『はんぶん不思議』)、缶コーヒー(『Only today』)など、印象的な状況、小道具を配置しているのはオールドファンへのサービスだ。

『君の名は希望』。
私がこの曲を初めて聴いたのは、去年の3月、春のコートに着替えた頃。衝撃を受けて、記事も書いた。
試行錯誤の末に辿り着いた乃木坂46の独自の世界だ。
静かに始まるピアノのイントロが印象的。「僕が君を初めて意識したのは 去年の6月夏の服に着替えた頃」という歌い出しも、簡潔だが自然に歌の世界に引き込んでいく。Aメロ-Bメロの後再びAメロ、そしてサビという重層的な構成は珍しいが、自然に展開する。
「ミュージックフェア」で披露されたようにピアノ伴奏だけの合唱曲としても鑑賞に耐えうる。昨年の紅白対抗歌合戦で渡辺麻友が披露したように、ソロ曲としても味わい深い。深みのある曲だ。もちろんCDバージョンのアレンジの、曲後半での高揚感も素晴らしい。
こういう曲はフルコーラスでじっくり味わいたい。

『ガールズルール』。
一転して、夏らしく、突き抜けたノリのいい曲。サンバホイッスルを久しぶりに聞いた。シングル10曲の中で、今一番好きかもしれない。
バスの中で「バスタオルを巻きつけて 10秒で水着に着替えよう」というのは、いかにも大胆な歌詞だ。小泉今日子の「停めた車の陰で着替えた」(『渚のはいから人魚』)と比べても上を行く。バスの運転手さんは気が散って危ないのではないか。
もう1つ気になる歌詞は「マーメイドからサンダルが脱げちゃった」という部分。かつて松田聖子『小麦色のマーメイド』で、人魚には足がないのに「裸足のマーメイド」という歌詞はおかしいという指摘があったが、それを踏まえた歌詞だろう。更に「サンダル」はAKBグループの夏の海の歌(『ビーチサンダル』『そばかすのキス』など)にはつきものの小道具だ。しかもサンダルが波に流されていくのを「待って もう少し」と歌っているが、それは女の子同士の楽しい季節に対しての呼びかけにもなっていて、実に巧みな歌詞だ。『ギンガムチェック』の「この道をいつまでも歩ける訳じゃないけど」が、実際の海岸通りと、曖昧な2人の関係の両方のことを歌っているのと同じ技法だ。
そういう遊び心を盛り込みつつ、歌詞の主題は「ガールズルール」だ。「女の子は嫌な所を見せ合って楽な関係になる」「可愛い自分だけ演じていたら無理だね」など、女の子同士の心理戦を描いている。『ぐるぐるカーテン』にもあったような、女子の秘密を垣間見るような歌詞だ。ノリのいい曲調に油断したら、結構面倒くさい曲なのだ。

『バレッタ』。
シュシュ、カチューシャに続き、髪飾り三部作は乃木坂46のこの曲で完結した。片思いの彼女の一挙手一投足に翻弄される気弱な男子の歌だ。
彼女の髪のバレッタを大きな蝶に見立てているのは、HKT48『初恋バタフライ』に通じる趣向。「昆虫図鑑」は初出だと思うが、「植物図鑑」は『前人未到』やフレンチキス『思い出せない花』で使われている。ヘミングウェイは、かつて紘川淳『失恋ライブラリー』に出て来た。
何より、女子がひそひそ男子の品評会をしているという状況は、『恋愛総選挙』の裏返し。フルートが目立つイントロ、シックなメロディーとは裏腹に、意外に子供っぽい男子の内面を歌ったアンバランスな曲だ。

『気づいたら片思い』。
前の恋の痛手に懲りていても、また恋に落ちてしまう女心を歌っている古風なテーマの歌だ。曲調もアンニュイで、バイオリンが上品なアレンジや、早口の歌詞など聴きどころはあるが、若干退屈にも感じる。
「クリスマスも誕生日もバレンタインも一人で過ごせる」というフレーズは、SKE48『1・2・3・4ヨロシク』で3大きっかけデーとされた日を踏まえている。

『夏のFree & Easy』。
夏だから大胆になって、いつもはできないことをやっちゃおうというありがちなテーマの曲だ。それ以上の内容はない。「水着より開放的に」とはどういう比喩なのか考えさせられるが、何ひとつ身に着けずに、つまり何も心を隠さずにぶつけようという意味だろう。Hな意図はなさそうだ。
サビ前のギターのフレーズが印象的だが、曲全体としては平凡な印象だ。

『何度目の青空か?』。
この曲については、最近記事にしたので重ねて書くこともあまりないが、聴けば聴くほど良さが分かって来る。『君の名は希望』の二番煎じと書いたが、『君の名は希望』に匹敵する名曲だと思うようになった。『君の名は希望』の歌詞の最後が「希望とは明日の空」だったから、続編とも言えるだろう。
緊張感のあるイントロからAメロ、Bメロを経て、サビでの突き抜ける感じは見事だ。まさに雲の切れ間から太陽の光がまぶしく差し込むような力強さだ。加えて、サビ終わりにカットインして来るピアノのメロディーが二段階ロケットのような突き抜け感だ。
歌詞の中に「君」と「僕」が出て来る。この「君」と「僕」の関係をどう解釈するか、人により異なるだろう。青春に悩む「君」と「僕」は同世代か、あるいは「僕」はかつて青春を過ごした年長者か。「君」と「僕」は同一人で、自問自答しているという解釈もあり得るだろう。
いろんな解釈を考えながら聴ける、味わいの深い曲だ。

こうして聴いてくると、概ねAKBグループの他グループの曲と大きな違いはないと言える。
衣装や振り付けが比較的おとなしいとか、水着のミュージックビデオがないとか、美形揃いだとか、楽曲以外の面では若干の差別化が図られているようだが、楽曲面ではむしろ同じ世界観の中で競合していると思う。男性人称(僕)で歌われている曲が10曲中5曲と多いのも、AKBグループと共通する特徴だ。
強いて言うなら、『ぐるぐるカーテン』『ガールズルール』に見られるような、女子同士の秘密を垣間見るような歌詞は、乃木坂46の特徴だ。それからクラシカルな楽器を多用したアレンジか。
カップリング曲までは網羅できていないが、徐々に聴いて行きたいと思う。
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指原莉乃 HKT48チームH『最終ベルが鳴る』公演初日(総選挙分析ライター)

2014-11-11 08:00:00 | 分析系 メンバー
指原莉乃 HKT48チームH『最終ベルが鳴る』公演初日(総選挙分析ライター)


11月9日にHKT48劇場で行われたHKT48チームH『最終ベルが鳴る』公演初日の模様をDMMで観賞した。

『最終ベルが鳴る』公演はダンスが重視されているので、今乗りに乗って来たHKTチームHの若いメンバーのパワーを発揮できる良い公演だなぁというのがDMMを見た印象。今回の公演のため全ての衣装を新しくしているのもうれしいところである。

指原はユニット曲で「おしべとめしべと夜の蝶々」を松岡菜摘と演じた。卒業した元AKB48の大堀恵のポジションを指原が、河西智美のポジションは松岡。

指原はこの曲が気に入っているのか12年12月の第2回AKB紅白の時に北原と、今年の九州7県ツアーでは大分公演(1/11)で本村碧唯とやっている。
「おしべとめしべと夜の蝶々」 指原莉乃、北原里英 121217 第2 回紅白

MCの中で指原は、公演に先立ちメンバーの家族に『最終ベルが鳴る』公演を見せた時、「おしべとめしべと夜の蝶々」はどんな感じなのかと見てみると、小6になる兒玉遥の弟が劇場の前の手すりに両手をつかまえて顔をしっかり伏せて、何があっても見ないという感じになっていたと。また、事前には松岡にキスしないつもりだったが、びっくりさせたいと思ってやったと言っていた。

やはり、この曲はインパクトがあるので指原としては事前の反応や当日の演出をいろいろ考えながらやっているようだということがこの話から伺えた。

あと、この日に矢吹奈子、秋吉優花、田中菜津美の3人が歌い初披露した「20人姉妹の歌」の作詞は指原が書いたそうだ。メンバーがMCの中でこの歌詞のことをアレコレ話していたが、短い一節のなかにメンバーの特徴がよく表われているような話しぶりだった。
「20人姉妹の歌 歌詞」(作詞 指原莉乃)

公演最後の挨拶の際に指原は、今までチームH で『青春ガールズ』公演をやってきてだんだん表現力やパフォーマンスが向上してきたので、今のチームHなら『最終ベルが鳴る』公演ができるのではないかと思いこの公演にした。この公演が「マンモス」から始まった瞬間に自分たちのパワーやパフォーマンスを観客(ファン)の皆さんに感じてもらったのではないかと思っています、と自信に満ちて話していた。

なお、今回のメンバーの選定はダンスを重視して決めたそうである。

これらの話を聞いていると指原の目線や考え方はどうみてもプロデューサーだなとあらためて感じた次第である。


さて、蛇足になるが「会いに行こう」をメンバーが歌った際の衣装はそれぞれ色が違い指原の服の色は黄色だった。現在、HKTは全国ツアーの真っ最中だが、その中の衣装でも指原の色は黄色である。いつから指原が黄色になったのかよくわかっていないが、実は”黄”という色に意味がある。

ここまで言うと筆者が何を言いたいかわかる人にはわかるだろう。

実はお隣の中国では黄色は“皇帝”の色である。まあ、これは「HKT王国」に無理矢理こじつけた話である、ことをお断りしておく。



HKT48チームH 『最終ベルが鳴る』公演初日 セットリスト
日時:2014年11月9日 17:00より 会場:HKT48劇場
影アナ:指原莉乃
出演:チームH 20人、秋吉優花、穴井千尋、宇井真白、上野遥、梅本泉、岡本尚子、神志那結衣、兒玉遥、駒田京伽、坂口理子、指原莉乃、田島芽瑠、田中菜津美、松岡菜摘、矢吹奈子、山本茉央
※特に断り書きがない場合、全体曲はこの16人 (大島優子ポジションは兒玉遥)
井上 由莉耶、田中 美久、山田 麻莉奈、若田部 遥は「ごめんね ジュエル」バックダンサー、「支え」以下出演

M01 「マンモス」
M02 「最終ベルが鳴る」
M03 「ボーイフレンドの作り方」
M04 「偉い人になりたくない」
MC (自己紹介)
1列目左より穴井千尋、駒田京伽、兒玉遥、宇井真白、坂口理子
2列目左より梅本泉、松岡菜摘、指原莉乃、田島芽瑠、上野遥、山本茉央
3列目左より秋吉優花、田中菜津美、岡本尚子、神志那結衣、矢吹奈子

M05 「リターンマッチ」男役:坂口理子、宇井真白 女役:穴井千尋、駒田京伽
M06 「初恋泥棒」田島芽瑠、上野遥、山本茉央
M07 「ごめんね ジュエル」梅本泉、兒玉遥、神志那結衣、岡本尚子 BD:田中美久、若田部遥、井上由莉耶、山田麻莉奈
M08 「おしべとめしべと夜の蝶々」指原莉乃、松岡菜摘(指原:大堀恵ポジ、松岡:河西智美ポジ)
※指原が最後、松岡にキスするファンサービスあり。
M09 「20人姉妹の歌」矢吹奈子、秋吉優花、田中菜津美
「20人姉妹の歌 歌詞」(作詞 指原莉乃)
MC 田中菜、矢吹、秋吉優花

M10 「Stand up」
M11 「Coolgirl」
M12 「回遊魚のキャパシティ」
MC
前半:指原、秋吉、松岡、矢吹、田島、宇井、山本茉、駒田
後半:梅本、上野、兒玉、穴井、神志那、坂口、岡本、田中菜
※20人姉妹の歌詞はさっしーが考えた
M13 「会いに行こう」

アンコール
E1 「シャムネコ」
E2 「メロスの道」
MC
E3 「支え」(チームH20人全員で)
影アナ:兒玉遥

「HKT48チームH『最終ベルが鳴る』公演初日 141109」画像

以上



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