AKB48 チームBのファンより

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白石麻衣が乃木坂46を卒業。(ときめき研究家)

2020-11-01 16:53:09 | ときめき研究家
10月28日、白石麻衣が無観客卒業コンサートで乃木坂46を卒業した。卒業発表後、コロナの影響で卒業コンサートがなかなかできずにいたが、ついに有観客コンサートを諦めざるをえなかったのだろう。AKB48で言うなら前田敦子の卒業コンサートができないということで、当時そんなことは考えられなかった。コロナで世界は変わってしまったのだ。
しかし、無観客コンサートの生配信を68万人が観たということだから、有観客コンサートよりも何倍も多いファンが見届けることができたとも言える。アクセスが集中したせいか配信のトラブルが発生したようで、それも含めて伝説を作ったとも言える。

有観客と無観客で、何が違うのだろうか。
白石本人にとっては、直接観客の反応を見ながら、手を振ったり、笑いかけたりできる方が気持ちが高まるだろう。トークで語りかけたり、煽ったりもできるだろう。ましてや最後となる卒業コンサート。最後は泣きながらファンに挨拶をするのだろうし、もちろん有観客でやりたかったに違いない。
一方で、歌唱やダンスの完成度という点では、パフォーマンスに集中できるため、無観客の方が高くなるとも言えるのではないか。鑑賞する立場で言えば、現場で人に揉まれながら、豆粒のような白石や他のメンバーを見て、悪い音響を聴くより、自宅で上手に編集された映像をのんびり鑑賞できるのはメリットだ。

スポーツの試合も、ずいぶん長い間無観客で行われ、途中から徐々に観客を入れ始めている。
何人もの選手が「観客の声援が力になった」というようなことを話していた。大相撲の炎鵬もその一人だった。思い切った技を繰り出して大型力士を倒し、観客の喝采を浴びる小兵力士の実感だろう。
サッカーや野球の試合でホームチームにアドバンテージがあることは知られており、やはり「見られる」こと、とりわけ現場で見られること、声援を受けることにはパフォーマンスを向上させる力があるのかもしれない。あるいは、対戦相手のパフォーマンスを下げる効果があるのか?

会社の会議も同じだ。
1つの会議室に集まり、顔を見ながら議論をする機会は減った。複数会場をリモートで接続し、あるいはZOOMで自宅から参加する者もいる。
会議としては以前と同じように進行し、物事が決まって行く。そのやり方に慣れなければならないのは分かっている。しかし実感として、対面での会議とは何かが違う。その何かとは何か、うまく説明できないでいる。

白石麻衣の卒業コンサートのことで、そんなことを考えた。
セットリストをネットで調べてみると、1曲目は白石のソロ曲『オフショアガール』。もし有観客だったら、1曲目から総立ちの会場のボルテージが目に浮かぶ。

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