AKB48 チームBのファンより

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岡田康宏著『アイドルのいる暮らし』に、何本もラインマーカーを引いた。(ときめき研究家)

2013-08-13 21:38:43 | ときめき研究家
10人のアイドルファンの実態と考えを克明に綴ったルポルタージュ。ポット出版刊。
10人は、20代から50代まで。職業は、会社員、自営業、無職など。独身もいれば、既婚者、バツ1も。ジャニーズファンの女性も1名。推しも、AKB、ももクロ、ハロプロ、ひめキュンフルーツ缶、嵐など多様。アイドルの楽しみ方もそれぞれだ。
10人とも、どちらかと言えば書斎派ではなく現場派だ。ナッキーさんも相当だが、この10人の行動力、気力、体力、活動範囲には驚く。とても真似できない。私とは違うところも多いが、真剣にアイドルと向き合っているからこそ吐ける真実の言葉が満載されていて、何度も膝を打った。

読みながらラインマーカーを引いた部分から、何カ所か抜粋する。

「トレーニングする女の子の努力は素晴らしいと思うし、それは認めたいけれど、技術的にうまくなることがアイドルとして魅力的になることかというと、そうじゃないと思うんだよね。・・・(中略)じゃあ下手なのがいいんでしょうというとそれも違うんだよね。」

「アイドルが好きというよりも、ステージに立って歌って踊っている女の子が好きというのがあると思いますね。」

「声優オタはいつ現場がなくなるかわからない状況と常に戦っているので「行ける現場があったら行け」というのが体に染み付いているんです。」

「アイドルは趣味に留めておきたいんですよ。仕事より優先するようにはしたくない。生きがいというところまではいっていないですが、日常の一部にはなっている感じです。」

「アイドルに求めるものは、「他では味わえない圧倒的な感情の爆発をもたらしてくれる瞬間」です。」

「アイドルって、本人を知ると曲が変わるんだよね。それがアイドルポップスの一番の醍醐味だと思っていて。楽曲派とか、家で曲だけ聴いて「いい曲!」とか、そういう聴き方もあるし、・・・(中略)本人を知って、握手に行って、その人が自分のことを覚えているとか、自分がその人を生で見て握手したことがあるとかって思うと、曲ってめちゃめちゃ良くなるのよ。」 (注)私はまさに「楽曲派」だが、彼の言っていることもよくわかる。)

「その頃の自分は何者でもないから、何者かになりたかったんだろうね。もともとアイドルが好きだったのもあるし、なるんならアイドルオタクだなと。」

「モーオタが根強いのは、・・・(中略)今回の曲はあまり良くないなと思っても、それをネタにしてあーでもないこーでもない言いながらやっていく文化があるから。」

挙げればきりがないが、こういう人たちがいることは心強い。
私などはまだまだだと思うが、自分のやり方で、自分のペースで、アイドルと向き合って行きたい。
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