第1回は映画館で見た。
第2回はなぜか映画館中継が無く、見るすべもなかった。
第3回の今年、映画館中継が復活し、しかも1時間遅れの「追っかけ中継」があったので余裕で鑑賞できた。
印象に残ったパフォーマンスを順に。
『君の名は希望』(渡辺麻友&生田絵梨花(乃木坂46))。
間違いなく今日一番のパフォーマンス。まさかこの曲を今日聴けるとは思わなかった。しかも生田さんとの共演。ドラマ『さばドル』以来の共演だろうか。二人でかなり練習しただろうと思われる素晴らしい出来栄えだった。
どんな歌でも自分のモノにして「表現」することができる麻友だが、この歌は、少し幼い声と歌い方で、ひたむきさと切なさを伝えていた。丈の長いスカートの制服衣装もいい。この曲を初めて聴いた審査員の松坂慶子が感動していたという事実に感動した。
『12月31日』(山本彩)。
アコースティックギター1本の弾き語りで歌い上げたパフォーマンスはさすがだ。ミュージシャン志向なのも頷ける。この曲自体は、楽屋落ちそのもので全く好きではないのだが、今日の彼女のパフォーマンスは認めざるを得なかった。また、NMB48の今年の大晦日の紅白歌合戦への出場が既に決まっている今日、披露するのには相応しい舞台だったと思う。
『二人はデキテル』(小嶋陽菜&北川謙二)。
今日この日のために作られたオリジナルのデュエットソング。「チームS公演の曲作りで忙しいはずの秋元康が作った」と、もはやネタにまでなっている新公演の遅延問題だが、書きたいものから先に筆が進むのは仕方がない。それだけ創作意欲が湧いた曲だということだろう。
小嶋の歌唱の巧みさ、安定感は相変わらず。北川氏も表舞台に出るのも随分慣れた様子で、期待された通りの素人らしいパフォーマンスだった。コミカルな中に聴かせ所もあって、ちゃんとした曲だった。いずれシングルCDのカップリング曲として収録されるだろう。「北川氏だけは口パク」という説明があったが、他のAKBメンバーの中にも口パクは多数あったと思う。
『深呼吸』(高橋みなみ&OJS48)。
初めて聴いた曲だったが、高橋のさすがの歌唱だった。素人と一緒に歌うのは案外難しいと思うのだが、全く影響されず、堂々と歌い上げていた。歌が上手いということをことさらに強調するような歌唱ではなく、ストレートな表現がかえってよかった。
『渚のCHERRY』(大島優子、木崎ゆりあ、岩立沙穂、矢倉楓子)。
大島がこの曲の「黄色」(センター)で歌ったのを見た記憶はない。過去のコンサート等のセットリストを全てチェックしている訳ではないので、総選挙分析ライターさんに検証していただきたいが、チームKでは小野が「黄色」だったので、コンサート等でやっていなければ初披露のはずだ。もしかして卒業フラグ?などと深読みする向きもあるかもしれない。
「25歳にして王道アイドルソング」と自虐的に語ってはいたが、歌唱時には真剣そのもの、照れや臆面のないパフォーマンスだった。
以下は、逆の意味で印象に残った、少し残念なパフォーマンス。
『ハート・エレキ』(松井珠理奈)。
錚々たるミュージシャン達をバックに、堂々とした生歌だったのはいいが、かなりの力不足を露呈した。出だしはいい感じだったが、だんだん音程や発声そのものも苦し気になり、最後の方は少し痛々しくなった。しかし、本人は全く恐縮したり悪びれたりすることなく、あるいはそういう演技で、ハイテンションで歌いきってしまった。その鈍感力(あるいは演技力)は、ある意味、大物感が漂っていた。思わず苦笑するようなダジャレを堂々と披露するのと同じ感覚なのだろうか。
『無人駅』(松井玲奈)。
彼女の歌い方は演歌の歌い方ではないが、意外に似合っていた。着物姿が似合っていたことも一因かもしれない。ただ、ダンスもない、歌だけに専念できる曲だけに、口パクと思われたのは残念。
『友達より大事な人』(峯岸みなみ)。
動画投稿で話題になったパフォーマンスを「調子に乗って」披露。生歌で挑戦した心意気はいい。
途中で歌唱が苦しくなり、ダンスの見せ場では歌を諦めてダンスに専念していた。歌もダンスも完璧に決められたら格好良かったが、図らずもその両立が難しいことを実証してくれた。
繰り返しになるが、この曲に挑み、盛り上げたことについては高く評価したい。
小嶋真子の『まこきー』、指原莉乃の『サシハラブ』は、それぞれ『わるきー』『マツムラブ』の替え歌だが、折角のソロなら違う曲が聴きたかった。指原はセルフカバーと言うか自己責任の面もあるが、小嶋はもっと本人に合った曲がなかったのか。例えば『タイムマシンなんていらない』『大人ジェリービーンズ』などでもよかったのではないか。
大勢のメンバーがいる中、ユニット曲に参加できないメンバーや、出番はかき氷を作って配るだけでずっとジャイアンの格好をさせられていた島田晴香など、気の毒なメンバーもいた。仕方ないこととは言え、各メンバーに対する運営サイドの「重要度」が如実に現れていた。
そんな中、やや意外だったのが倉持明日香のソロ『虫のバラード』(歌唱はいまひとつ個性がなく残念だったが)、中村麻里子のセンター『上からマリコ』(これは名前のおかげでもあるが)と「副キャプテン」。
全体に、第1回の時と比べて、より歌を重視したイベントになったと感じた。審査員や応援などは不要だと思うが、そこにあまり多くの時間を割くことなく、次々に歌を聴かせている印象がしたのは良かった。
追記
赤組キャプテンとしての渡辺麻友の仕事ぶりも見事だった。台本通りの進行をこなすだけでなく、司会者や審査員の一言一言に大げさな表情や動作できちんとリアクションを返していた。こういう点は西野未姫にも受け継がれているように思われる。
第2回はなぜか映画館中継が無く、見るすべもなかった。
第3回の今年、映画館中継が復活し、しかも1時間遅れの「追っかけ中継」があったので余裕で鑑賞できた。
印象に残ったパフォーマンスを順に。
『君の名は希望』(渡辺麻友&生田絵梨花(乃木坂46))。
間違いなく今日一番のパフォーマンス。まさかこの曲を今日聴けるとは思わなかった。しかも生田さんとの共演。ドラマ『さばドル』以来の共演だろうか。二人でかなり練習しただろうと思われる素晴らしい出来栄えだった。
どんな歌でも自分のモノにして「表現」することができる麻友だが、この歌は、少し幼い声と歌い方で、ひたむきさと切なさを伝えていた。丈の長いスカートの制服衣装もいい。この曲を初めて聴いた審査員の松坂慶子が感動していたという事実に感動した。
『12月31日』(山本彩)。
アコースティックギター1本の弾き語りで歌い上げたパフォーマンスはさすがだ。ミュージシャン志向なのも頷ける。この曲自体は、楽屋落ちそのもので全く好きではないのだが、今日の彼女のパフォーマンスは認めざるを得なかった。また、NMB48の今年の大晦日の紅白歌合戦への出場が既に決まっている今日、披露するのには相応しい舞台だったと思う。
『二人はデキテル』(小嶋陽菜&北川謙二)。
今日この日のために作られたオリジナルのデュエットソング。「チームS公演の曲作りで忙しいはずの秋元康が作った」と、もはやネタにまでなっている新公演の遅延問題だが、書きたいものから先に筆が進むのは仕方がない。それだけ創作意欲が湧いた曲だということだろう。
小嶋の歌唱の巧みさ、安定感は相変わらず。北川氏も表舞台に出るのも随分慣れた様子で、期待された通りの素人らしいパフォーマンスだった。コミカルな中に聴かせ所もあって、ちゃんとした曲だった。いずれシングルCDのカップリング曲として収録されるだろう。「北川氏だけは口パク」という説明があったが、他のAKBメンバーの中にも口パクは多数あったと思う。
『深呼吸』(高橋みなみ&OJS48)。
初めて聴いた曲だったが、高橋のさすがの歌唱だった。素人と一緒に歌うのは案外難しいと思うのだが、全く影響されず、堂々と歌い上げていた。歌が上手いということをことさらに強調するような歌唱ではなく、ストレートな表現がかえってよかった。
『渚のCHERRY』(大島優子、木崎ゆりあ、岩立沙穂、矢倉楓子)。
大島がこの曲の「黄色」(センター)で歌ったのを見た記憶はない。過去のコンサート等のセットリストを全てチェックしている訳ではないので、総選挙分析ライターさんに検証していただきたいが、チームKでは小野が「黄色」だったので、コンサート等でやっていなければ初披露のはずだ。もしかして卒業フラグ?などと深読みする向きもあるかもしれない。
「25歳にして王道アイドルソング」と自虐的に語ってはいたが、歌唱時には真剣そのもの、照れや臆面のないパフォーマンスだった。
以下は、逆の意味で印象に残った、少し残念なパフォーマンス。
『ハート・エレキ』(松井珠理奈)。
錚々たるミュージシャン達をバックに、堂々とした生歌だったのはいいが、かなりの力不足を露呈した。出だしはいい感じだったが、だんだん音程や発声そのものも苦し気になり、最後の方は少し痛々しくなった。しかし、本人は全く恐縮したり悪びれたりすることなく、あるいはそういう演技で、ハイテンションで歌いきってしまった。その鈍感力(あるいは演技力)は、ある意味、大物感が漂っていた。思わず苦笑するようなダジャレを堂々と披露するのと同じ感覚なのだろうか。
『無人駅』(松井玲奈)。
彼女の歌い方は演歌の歌い方ではないが、意外に似合っていた。着物姿が似合っていたことも一因かもしれない。ただ、ダンスもない、歌だけに専念できる曲だけに、口パクと思われたのは残念。
『友達より大事な人』(峯岸みなみ)。
動画投稿で話題になったパフォーマンスを「調子に乗って」披露。生歌で挑戦した心意気はいい。
途中で歌唱が苦しくなり、ダンスの見せ場では歌を諦めてダンスに専念していた。歌もダンスも完璧に決められたら格好良かったが、図らずもその両立が難しいことを実証してくれた。
繰り返しになるが、この曲に挑み、盛り上げたことについては高く評価したい。
小嶋真子の『まこきー』、指原莉乃の『サシハラブ』は、それぞれ『わるきー』『マツムラブ』の替え歌だが、折角のソロなら違う曲が聴きたかった。指原はセルフカバーと言うか自己責任の面もあるが、小嶋はもっと本人に合った曲がなかったのか。例えば『タイムマシンなんていらない』『大人ジェリービーンズ』などでもよかったのではないか。
大勢のメンバーがいる中、ユニット曲に参加できないメンバーや、出番はかき氷を作って配るだけでずっとジャイアンの格好をさせられていた島田晴香など、気の毒なメンバーもいた。仕方ないこととは言え、各メンバーに対する運営サイドの「重要度」が如実に現れていた。
そんな中、やや意外だったのが倉持明日香のソロ『虫のバラード』(歌唱はいまひとつ個性がなく残念だったが)、中村麻里子のセンター『上からマリコ』(これは名前のおかげでもあるが)と「副キャプテン」。
全体に、第1回の時と比べて、より歌を重視したイベントになったと感じた。審査員や応援などは不要だと思うが、そこにあまり多くの時間を割くことなく、次々に歌を聴かせている印象がしたのは良かった。
追記
赤組キャプテンとしての渡辺麻友の仕事ぶりも見事だった。台本通りの進行をこなすだけでなく、司会者や審査員の一言一言に大げさな表情や動作できちんとリアクションを返していた。こういう点は西野未姫にも受け継がれているように思われる。
今回のベストパフォーマンスは山本と麻友ですかね
麻友は歌手としてテクニックがあるわけではないですが
特徴的な透き通った声と音程の安定感で聴かせていました
声量も出ていたのでしっかりと練習したのでしょう
柏木はユニットで勿体なさすぎですね
ソロでバラードかアイドル曲を歌って欲しかった
FNS歌謡祭の麻友と斉藤由貴の『卒業』はご覧になりましたか?もちろん下手さはなかったけれど、練習不足なのか、私には物足りませんでした。昭和の名曲で麻友の実力を見せつけるチャンスだったのに、勿体なかった。もう少し練習して臨めば、もっと自分のモノにして歌えたはずです。
その直後だっただけに『君の名は希望』には満足しました。