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てらまち・ねっと



 鹿児島県阿久根市の市長が職員の退職金や給与、手当てを公開した。
 インターネットにも出ている。
 そのニュースが駆け巡った。
    もちろん、氏名は出していないけど、学者たちは批判気味。

 ともかく、阿久根市は揺れに揺れている。
 市長が、ブログで議員不人気投票を呼びかけたことで、議員が反発。

 昨年の選挙期間中、ブログを更新し続けたことで議員らが警察に告発したのは1月22日。
 2月6日には、臨時議会を開いて市長の不信任議決。
 市長は、2月10日に議会を解散。

 今回は市長による解散だけど、過去に住民のリコールによる解散もあったという。
 ずいぶん「民度」の高いところ。
 民度は ますます上がるのだろう。

 実際に、24日に行われた市議選(3月15日告示)の立候補予定者説明会には、 定数16に対して28人が出席。
 市長の関係からも新人7・8人が出て対抗するらしい。
 
 次の議会で再度不信任議決されたら市長は「失職」する。
 ただし、そのためには、「2/3以上の出席した議会での過半数の議決」が要件。つまり、市長派は、選挙で過半数を取れなくても、「1/3以上」なら、欠席退席さえすれば「不信任の再議決ができない」・・・

 制度って、面白くできているんだと、改めて感心した。
 
 なお、大事なことは、市長は自ら不信任案議決を求めていたのであって、議会はそうせざるを得なくなっただけのこと。市長は、昨年から議員定数削減や各種議案を否決されてきており、「議会を解散して、議員を入れ換えるため」に取り組んできたことだ。
 
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 1月20日 ブログ ⇒ ◆議員不人気投票を市長が呼びかけ/選挙中もブログを更新して市長に当選


•平成19年度決算 職員給与、手当明細【PDF】



職員給与・定員・退職手当|

職員給与・定員
•平成17年度 職員給与・定員
•平成18年度 職員給与・定員
•平成19年度 職員給与・定員
•平成20年度 職員給与・定員
•阿久根市技能労務職員等の給与等の見直しに向けた取組方針
退職手当の公開
•平成18年度 退職手当【PDF】11キロバイト
•平成19年度 退職手当【PDF】11キロバイト
•平成20年度 退職手当見込【PDF】7キロバイト
 職員給与、手当明細の公開
•平成19年度決算 職員給与、手当明細【PDF】21キロバイト 【Excelファイル】80キロバイト


●阿久根市、職員の退職金と給与を個別公開 市長「税金だから当然」  南日本 2009 02/25 07:29
 阿久根市は24日までに、市のホームページ(HP)で2006年度以降の退職者85人の退職手当を個別に公開した。竹原信一市長は「税金だから公開は当たり前」と主張。名前は伏せてあるが、年齢や在籍年数などから個人が特定される恐れもあり、専門家は公益性と個人情報保護の観点から疑問を投げかけている。

 退職手当が公開されたのは、06-08年度(08年度は見込み)に退職した市長や教育長など特別職3人と、一般職の計85人。定年、勧奨、自己都合などの退職理由や年齢、在職年数、勧奨制度による加算額などが個別に分かる。

 竹原信一市長は「とんでもない高額の退職手当が支払われる現状を知ってもらいたかった。市民の税金なのだから細かく公開するのは当たり前」と説明。07年度分は市職員268人の年間給与も、扶養、児童、管理職などの手当明細を含め公開に踏み切った。それぞれ竹原市長個人のブログ(日記風サイト)からも閲覧できるようにしている。

 これまで同市は条例に基づき、職員数や職員給与、退職手当の平均支給額などをHPで公開している。情報公開に詳しい鹿児島県立短大の山本敬生講師(行政法)は、退職手当などは総額や平均支給額の公開で十分との考えを示した上で、「一般職の手当公開に公益上の必要性があるとは考えにくい」と指摘する。

 公開された市職員の1人は「年齢や在職年数から個人を特定できる。必要な部分は公開されており、個別公開が必要と思えない。公務員にもプライバシーはある」と話した。

 同市は03年に個人情報保護条例を制定。保護すべき「個人情報」として「他の情報と照合することができ、それにより特定の個人を識別することができるものを含む」と定める。また、目的外利用する際には、市の情報公開・個人情報保護審査会の意見を聞くことなどを定めているが、今回は同審査会は開かれていないという。

 同市は95年度から行財政改革の一環として職員削減に着手。06年には大量退職による退職金を平準化するため県退職手当組合に加入し、早期退職の勧奨に応じた職員には最大1.7倍の割り増しを適用し定年前の退職を促した。職員数は95年度の365人から244人に減少している。

●HPで公開の阿久根市職員給与、項目を簡略化  読売 2009年2月25日
阿久根対立
 鹿児島県阿久根市のホームページに2007年度当時の市長、教育長ら幹部を含む職員計268人の給与明細を匿名ながら1円単位で公開した竹原信一市長(49)は24日午後、扶養、地域、住居、児童、期末、勤勉など14項目にわたる手当の項目を「諸手当」「時間外勤務等」「期末、勤勉」の三つにまとめ、新たに公務員の社会保険料にあたる共済費の項目を加えて更新した。

 個人の手当支給額について一時、14項目も細かく公開したことに対し、識者からは「個人の特定につながる恐れがある」との批判が相次いだ。鹿児島大法文学部の平井一臣教授(政治学)は「児童手当の額なども掲載されていたため、職員名が出ていなくても個人が推定される恐れがある。職員の年収が不特定多数の目にさらされたことで、情報が悪用される可能性も否定できない」と懸念。個人情報保護行政に詳しい九州大法学部の南野森(しげる)准教授(憲法学)は「公務員の給与の透明性を高めるという考え方は理解できるが、やり方に問題がある。平均年収がいくら、年収600万円台が何人いるといった具合で十分では」と指摘した。

 市総務課によると、給与明細の公開は20日午後4時だった。竹原市長が同課に対し公開を打診した際、同課は「全職員の給与公表は個人情報の目的外利用を禁じた市個人情報保護条例に抵触する可能性がある」と慎重な姿勢を示した。しかし、市長の強い指示を受けてやむなく掲載したという。

 手当の項目を三つにまとめたことについて、竹原市長は24日夜の読売新聞の取材に対し、「(公開内容を)市民に見やすくしたのが目的。公益を第一に考えており、職員のプライバシーを守ることが理由ではない」と説明した。

●市長のブログ
     住民市場主義
■2009/02/25 (水) メールの紹介 職員給与などについて
■2009/02/23 (月) 職員給料明細


●山田 勝のいきいき日記 がんばれ阿久根!  がんばれ阿久根!
■2009/02/11 (水) 市議会報告 39号 NO1
改革を止めてはならない! 私は、今のままの阿久根市議会ではいけないと考えて、竹原市長が求めた議会解散に協力しました。昨年の9月以来、徒党を組んだ議員連合の聞くに堪えない発言と、理屈の通らない反対をする市議会が残念でなりません。

■2009/02/11 (水) いよいよ市議会議員選挙市民はどちらの味方
 昨日市議会は解散された。議員在職中に2回議会の解散にあった。
 1回目は国立病院再編計画による阿久根市民病院経営移譲について議会が出水郡医師会から出された陳情を採択した事に対すするリコールによる解散。
 2回目は今回の市長不信任に対する市長の議会解散である。


●【動画】阿久根市長を刑事告発   鹿児島テレビ 2009年01月22日
 阿久根市の竹原信一市長が去年8月に行われた市長選挙の際にインターネット上の自身のブログを告示後も更新していたのは公職選挙法違反であるとして、県議や阿久根市議らが22日、竹原市長を阿久根警察署に、刑事告発しました。

 告発したのは二牟礼正博県議会議員や阿久根市議会の櫁柑幸雄議員、それに阿久根市民など合わせて28人で、22日午後、代表の8人が阿久根警察署を訪れ告発状を提出しました。

 告発状によりますと竹原市長は去年8月に行われた阿久根市の市長選挙の際に市の選挙管理委員会の指導や県警からの警告を受けたにもかかわらず、告示後も個人演説会の様子や自らの政策や主張をブログに書き込むなどしたとして、公職選挙法違反の文書、図画の頒布にあたる行為であるとしています。

これに対し竹原市長は一貫して「公職選挙法違反とする総務省の解釈はおかしい」と主張してきました。なお、告発状のついて警察では「受理したかどうかについては言えない」としています。

●阿久根市議会 市長不信任を可決 全会一致 解散、出直し市議選へ  西日本 2009年2月7日 00:15
 鹿児島県阿久根市議会(京田道弘議長)は6日、臨時議会を開き、竹原信一市長(49)の不信任決議案を全会一致で可決した。同県内の市長不信任は初めて。可決後、竹原市長は記者会見し「市議会を10日に解散する」と明言。出直し市議選の日程は、3月15日告示(22日投開票)を軸に調整される見通しだ。
 同市議会は定数16で、欠員1。不信任案は記名投票で採決した。

 反市長派市議グループが提出した不信任案は、竹原市長は(1)市報で議員を誹謗(ひぼう)中傷し、市政を私物化(2)教育委員任命を議会が否決した人物の教育総務課長採用は人事権の乱用(3)インターネットのブログ(日記風サイト)で「最も辞めてもらいたい議員は」と投票を呼び掛けるのは議員を軽視し、選挙民を冒涜(ぼうとく)‐などと指摘。市長の資質に欠けると批判した。

 京田議長は「不信任は苦渋の選択。市長と政策的議論ができず残念」と述べた。竹原市長は「ちゃんとした市議会にするのが目的。自分から辞める人の気がしれない」と失職を選ばなかった理由を説明。「(阿久根を)変えるという意思がある。これで大きく前進した」と強気に語った。

 竹原市長は市議を2年半務めて、昨年8月の市長選で初当選した。市議時代から「議会は無駄」と明言し同僚市議と対立。市長就任後も議員定数を6に減らす提案をするなど市議会との溝を深め、就任から5カ月で不信任を突き付けられた。

■首長の不信任
 首長の不信任案の可決には、議員の3分の2以上が出席し、かつ4分の3以上の賛成が必要。可決されると、地方自治法178条に基づき、首長は10日以内に議会を解散するか、失職かの選択を迫られる。議会を解散した場合、解散から40日以内に議員選が行われる。議員選後に初めて開かれる議会で再度、不信任案が提出されれば、今度は議員の3分の2以上が出席し、かつ過半数の賛成で可決される。首長は直ちに失職し、50日以内に首長選が行われる。

●阿久根市長 議会無視 2度目の強引人事 副市長候補を参事に 不信任案 採決目前 市議「人事権の乱用」  西日本新聞 2009年2月4日 00:26
 鹿児島県阿久根市の竹原信一市長(49)は1日付で、昨年9月に副市長候補に推して、市議会の同意を得られなかった元会社員の男性(57)を農政課参事として採用した。市議会が特別職選任を拒んだ民間人を幹部職員に採用する竹原市長の「奇策」は、2度目。自身の不信任決議案が審議される6日の臨時市議会を目前にした竹原流人事が新たな波紋を広げている。

 阿久根市の職員任用規則では、課長職以上は「選考による採用」を行える。参事の肩書ながら、男性は市政全般の構造改革の中心を担う役割といい、竹原市長は「民間の経営感覚を発揮してもらう」と話している。

 竹原市長は昨年12月にも、教育長含みで教育委員に推し、市議会に反対された男性を教育総務課長として採用した。今回は2度目の上に臨時市議会の直前だけに、反市長派市議は「このタイミングでは非常識。人事権の乱用だ」と批判のボルテージを上げている。

 竹原市長の不信任案は6日の臨時市議会で可決される見通し。この場合、竹原市長は市議会を解散する意向だが、出直し市議選後の議会で再び不信任案が可決されると市長は失職する。

 このため、反市長派市議は「自分の失職の可能性を考えていないのか。無責任で卑劣な行為」「早く辞めさせないとさらに何人も採用し、市政を私物化する」と反発を強める。市職員の中にも「この人事に納得する市民が何割いるのか」と疑問の声があり、強引な竹原流人事は市民不在の混迷をさらに深めている。

●ブログ市長、議会を解散 阿久根市、3月に市議選  2009/02/10 11:04 【共同通信】
 鹿児島県阿久根市の竹原信一市長(49)は10日、ブログで市議全員の実名を挙げて不人気投票を行った問題などを理由に不信任決議が可決されたことを受けて、市議会を解散した。市議選は3月22日実施の方向で、10日午後に同市選挙管理委員会が決める。

 市長は、解散後の記者会見で「過去の市長は議員や市職員と手を組み、市民に真実を見せなかった。それを直すチャンスをいただいた」と指摘。市議選に関し「仲間同士でかばい合うのではなく、市民派として市政や市長を監視し、対峙(たいじ)できる議会をつくってほしい」と強調した。

 昨年8月に初当選した市長は、市議定数の大幅削減案を議会に提出するなど市議側と対立。先月12日付のブログで「最も辞めてもらいたい議員は?」とする不人気投票を行ったほか、市長選の期間中にブログを更新した公選法違反容疑で告発されたことなどを理由に、市議会が今月6日全会一致で不信任決議を可決した。

●鹿児島・阿久根市長:議会を解散 出直し市議選3月に  毎日新聞 2009年2月11日
 議員定数を減らす条例改正案や副市長人事案などが議会に反対され、自身のブログに「最も辞めさせたい市議アンケート」を掲載するなどして市議会で不信任案を可決された鹿児島県阿久根市の竹原信一市長(49)は10日、地方自治法に基づき議会を解散した。これを受け、市選管は出直し市議選の日程を3月15日告示、22日投開票と決めた。「竹原市政」の是非を最大の争点に、激しい選挙戦が展開されそうだ。

●選挙:阿久根市議選 出直し選、前哨戦から過熱気味 説明会に28陣営出席  毎日 2009.2.25
 市長不信任決議と議会解散と、混乱が続く阿久根市で、解散に伴う出直し市議選(3月15日告示、22日投開票)が前哨戦段階から過熱気味だ。24日の立候補予定者説明会には、定数16を大幅に上回る28陣営が出席。改選後の市長不信任決議の行方も絡み、竹原信一市政の是非を最大の争点に、激戦となりそうだ。
 説明会に出席したのは、前職11、新人17陣営。うち、一部は「竹原市政」への賛否の態度を明確にしていない。また、出席しなかった前職4人は引退の予定という。

 市長派のある予定候補は「1人でも多く当選させ、市長を援護射撃したい」と意気込む。反市長派の前職は「不信任案の再可決を目指す」と、厳しい顔つきで話した。
 地方自治法によると、改選後の市長不信任決議案は「3分の2以上の出席。過半数の賛成」で可決。その場合、市長は自動失職する。
 このため、市議選では、市長派、反市長派のいずれが「過半数」を占めるかが、最初の焦点となる。

 市長派が過半数を占めた場合、議会運営は当面、落ち着く。だが、混乱が懸念されるのは、過半数に満たないものの「6人以上」当選の場合。一致して“欠席戦術”を取れば、不信任決議での「3分の2以上の出席」の規定を満たさず、採決ができず、混乱が続きそうだ。

 反市長派は、市長の不信任決議案可決を目指し「11人以上」を目指すとしている。解散前は12人だったため、現状維持が、当面の目標となる。不信任が可決、失職の場合、出直し市長選となり、混乱は長期化することになる。

 昨年9月の竹原市長就任後、混乱が続いて来た市政。ある新人は「今回の市議選で市民の意思をはっきりさせ、混乱を収束の方向に導きたい」と話した。
 昨年12月2日現在の有権者数は、2万280人(男9215人、女11065人)。【福岡静哉】

●阿久根市議選 26陣営が出馬意向/立候補説明会 市長派、新人の過半数か  南日本  2009 02/25 07:27
 不信任議決を受けた阿久根市の竹原信一市長が議会を解散したことに伴う出直し市議選(定数16、3月15日告示、同22日投票)の立候補予定者説明会が24日、同市役所であった。出席者のうち26陣営が立候補の構えを見せている。
 内訳は前職11、新人15。前職のうち反市長派は9、中立1、市長派1。新人では市長を支持する政治団体から少なくとも5人が擁立されており、市長派が新人全体の過半数を占めるとみられる。

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