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てらまち・ねっと



 北朝鮮の緊張関係を作り出して自らの存在を誇示あるいは維持する姿勢は批判されるべきことは当然。

 衛星かミサイルかはともかく、緊張をこのときとばかり演出する政府。
 一部の人たちは勢いづく。

 ところで、岐阜県の各務原市には自衛隊の基地がある。

 昨年、航空自衛隊岐阜基地に、新型の地対空誘導弾パトリオットミサイル(PAC3)が配備される話が出た。

 PAC3の配備は、「弾道ミサイル防衛(BMD)システム」の一翼を担う。
 「BMDシステム」は、アメリカ本土を防衛するために全世界に張り巡らされるもので、「国外から飛んでくるミサイルから国民を守ってくれる」ためのものでなく、相手から反撃される恐れなく、米軍がいつでも、どこへでもミサイル攻撃をするためのシステム。

 自衛隊は、2008年4月22日の岐阜県に次いで、岐阜基地周辺の自治体=岐阜市、各務原市、岐南町、笠松町=にPAC3の配備について説明した。

 そのころ、各務原で運動をしている海野さん(後掲「岐阜基地にパトリオットミサイルはいらない! 各務原行動実行委員会」)らと県庁で県の認識を聞いた。

 県は、「確かに、自衛隊がパンフレットを持って説明に来た。しかし、何の記録も残っていない」と知らん顔。
 情報公開請求しても、「何も無い」。
 最近の行政は、都合の悪いことや面倒なことは「文書に残さない」という傾向がある。

 「何も無ければ、担当が転勤でもしたらどうするの?」
 素朴な疑問にも答えられない。

 緊張を演出する人たち、拍手する人たち、疑問をもつ人たち・・
 ・・溝が広がる。

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●弾道ミサイル防衛システムの整備等について
 (写真などまで載せるのは、防衛省・自衛隊の宣伝に協力するのでなく、 国民として国のやろうとすることを知る必要があるから。)
防衛省・自衛隊の公式ページ
BMD整備構想・運用構想(イメージ図)


ペトリオットPAC-3発射試験の結果について(平成20年9月17日)

PAC-3発射試験(平成20年9月17日(木)於:米国ニューメキシコ州)

●ペトリオットPAC-3の岐阜配備について  平成21年2月26日 防衛省
1 本日、第4高射群第13高射隊(岐阜)に対し、ペトリオットPAC-3を配備いたしました。

2 今回、搬入された器材は、ペトリオットPAC-3を構成する器材である、①迎撃ミサイル発射装置(発射機)、②レーダー装置、③射撃管制装置、④情報調整装置、⑤無線中継装置になります。

3 今回の第13高射隊に対するペトリオットPAC-3の配備は、首都圏所在の第1高射群の各高射隊(入間、習志野、武山、霞ヶ浦)及び高射教導隊・第2術科学校(浜松)への配備に続くもので、6箇所目となります。

4 これに加え、本年夏頃までには、第4高射群第12高射隊(饗庭野)、第14高射隊(白山)及び第15高射隊(岐阜)に対してペトリオットPAC-3を配備する予定です。

●ミサイル、4日に発射=政府筋が見方示す  時事 2009/04/04-00:45
 政府筋は3日夜、北朝鮮が「人工衛星」名目で長距離弾道ミサイル発射の準備をしていることについて、「普通は遅くやらない」と述べ、4日に発射される可能性が高いとの見方を示した。
 北朝鮮は、4-8日の間に人工衛星を打ち上げると予告している。同筋は「現地の天候は良いらしい」と指摘するとともに、「発射の兆候を探査するチームが見ているところだ」と語った。 (了)

●北朝鮮:「衛星発射」通告 ミサイル「安保理で対応」 日米首脳が一致
       毎日新聞 2009年4月3日
 【ロンドン西田進一郎】麻生太郎首相は2日夕(日本時間3日未明)、滞在先のロンドン市内のホテルで記者団に対し、北朝鮮が「人工衛星」として発射準備を進めている長距離弾道ミサイル問題について、オバマ米大統領と意見交換し、国連安保理で新たな対応を取ることで理解を得たことを明らかにした。(8面に首相発言要旨)

 首相は記者団に対し「今の段階で安易にどうなるということを予測することは難しい」と語り、ミサイル発射後の状況で安保理での対応が変わるとの考えを示した。

 首相は北朝鮮が発射を強行した場合の対応について、オバマ大統領に「国連安保理決議違反で、きちんとしたメッセージを日本としては安保理に出す」と要請、大統領も賛意を示したという。

 ロシアは「人工衛星を搭載していれば国連制裁決議に違反しない」との立場だが、首相によると、メドベージェフ大統領から日本の立場に「理解を得た」という。

●ミサイル発射中止を要求 北朝鮮にオバマ大統領  2009/04/03 22:33 【共同通信】
 【ストラスブール(フランス北東部)3日共同】オバマ米大統領は3日、北朝鮮が「人工衛星」と主張する長距離弾道ミサイルについて「北朝鮮は発射を中止すべきだ」と要求した。フランスのサルコジ大統領と同国ストラスブールで初会談後の共同記者会見で語った。オバマ大統領が北朝鮮のミサイル発射問題をめぐり、公の場で発言したのは初めて。

 大統領はその上で、北朝鮮が発射に踏み切った場合には「他国の安全と平和を脅かすことは許されないと分からせるため、関係国や国際社会と協力する」と明言した。

 韓国政府当局者によると、オバマ大統領はロンドンで2日に初会談した韓国の李明博大統領に対し、ミサイル発射に備え「米国は国連安全保障理事会の制裁決議を準備する過程に入った」と伝えている。

 オバマ大統領は3日の会見で「北朝鮮によるミサイル発射は挑発的だ」と非難。発射の場合には北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議が「巨大な試練」にさらされると懸念を示した。

●北朝鮮、ミサイルきょうにも発射…すでに日本海に観測船  2009年4月4日03時08分 読売新聞
 北朝鮮が「人工衛星打ち上げ」と主張する弾道ミサイルについて、北朝鮮が通告した発射の期間が4日午前11時から始まる。

 河村官房長官は3日、記者会見で、関係省庁に万全の対応を期すよう指示したとし、「通常の発射なら日本上空を通過する」と、国民に平静を呼びかけた。一方、北朝鮮が発射の観測のため、日本海に工作船を含め複数の観測船を出動させていることが分かった。日本政府は4日の発射の可能性が高いと見て、警戒を強めている。

 国際海事機関(IMO)などに通告された試験通信衛星「光明星(クァンミョンソン)2号」の打ち上げ期間は4~8日の午前11時から午後4時まで。

 防衛省などによると、北朝鮮の観測船は、北朝鮮が危険区域と設定した秋田県沖の日本海で確認された。朝鮮半島に近い海域を中心に数日前から航行しているという。2006年7月の長距離弾道ミサイル「テポドン2」の初の発射実験の際も、数隻の観測船が日本海で確認されている。実験ではミサイルの先端部分にミサイルの角度、方向、速度などの情報を発信するテレメトリーという装置が搭載されており、観測船はこの情報の受信や、落下物の回収、日米のイージス艦の展開状況の偵察などを行う目的だと見られる。また、北朝鮮のミグ23戦闘機数機が舞水端里(ムスダンリ)の発射基地周辺で警戒飛行をしていることも確認されている。

 日米韓などは、人工衛星でも、弾道ミサイル計画の中止などを求めた国連安全保障理事会の決議違反として自制を求めているが、一連の状況から発射は不可避との見方を強めている。自衛隊はミサイルが日本の領土・領海に落下しそうな場合に備え、地対空誘導弾パトリオット・ミサイル3(PAC3)を国内5か所に、スタンダード・ミサイル3(SM3)搭載のイージス艦を海上に展開している。

●【北ミサイル】4日に発射 韓国大統領が「ほぼ確実だ」  サンケイ 2009.4.3 20:59
 【ソウル=水沼啓子】北朝鮮は、実験用通信衛星の名目で準備を進めてきた「光明星2号」を4日にも打ち上げる。発射されるのは、長距離弾道ミサイル「テポドン2号」改良型ミサイルとみられ、東海岸の咸鏡北道舞水端里(ムスダンリ)では燃料注入作業がほぼ終了したもようだ。

 日米韓は発射に備え、3日までにイージス艦を日本海に展開させ警戒態勢を強化。ミサイルの上空通過が予想される日本は迎撃態勢に入った。北朝鮮は「迎撃されれば報復攻撃をする」と警告している。

 英国からの情報によると、訪英中の韓国の李明博大統領は3日、「(ミサイル発射は)ほぼ確実だ」と述べ、4日にも強行されるとの見方を示した。発射されれば、日米韓は国連安全保障理事会の決議違反として安保理に厳しい対応を求める方針だ。

 北朝鮮が発射を予告している4~8日(日本時間午前11時~午後4時)の発射基地周辺の天気は、おおむね晴れの日が多いという。

●10数分後に「通過」公表=北ミサイル発射で政府-レーダーで探知、不安払しょく
    4月3日11時21分配信 時事通信
 北朝鮮が「人工衛星」名目で弾道ミサイルを発射しようとしている問題で、ミサイルが日本上空を通過した場合、政府が発射から10数分後に公表する方向で検討していることが3日、分かった。政府は「発射」の第一報後、落下に関する情報を30分-1時間後に公表するとしていたが、通過情報も迅速に提供することで国民の不安払しょくに努めたいとしている。
 政府関係者によると、第一報は米国の早期警戒衛星の情報などに基づき、発射の事実を5-10分後に自治体や報道機関に伝える。その後は、レーダーの追尾などに基づく落下の情報を最大1時間後に公表するとしていた。

●ミサイル、石原知事「間近に落ちる方が危機感持つ」  朝日 2009年3月27日(金)
 北朝鮮が発射準備を進める長距離弾道ミサイルについて、東京都の石原慎太郎知事は27日の定例会見で「狂って東京に落ちてこないことを望む」としながら、「怒られるかもしれないが、非常に拙劣な技術で彼らが打ち上げ、変な物が間近に落ちる方が日本人は危機感というか緊張感を持つんじゃないか」と述べた。
 政府の弾道ミサイル破壊措置命令について石原知事は「やらなかったら政府の責任が問われる」と支持する姿勢を示した。そのうえで「何万分の一か知らないが、危険が非常にあるという認識を持つことが必要だ」と強調した。

●北朝鮮のミサイル、迎撃は可能か!?  journal.kizasi 2009年4月 2日 (木) 配信
「人工衛星」打ち上げを名目に、北朝鮮が長距離弾道ミサイルの発射準備を進めている。
北朝鮮は4月4日から8日の間にカンミョンソン2号を打ち上げるとして、国際海事機関(IMO)に秋田県沖など危険区域を通報した。
これを受け日本政府は、国連安保理決議に違反する北朝鮮に抗議。ミサイル本体やロケットの部品が日本領土に落下してくる場合に備え、破壊措置命令を発令した。

【データは2009年4月1日14時52分現在】
ミサイルは、ミサイル防衛(MD)システムで撃墜する方針だ。ミサイルが大気圏外に飛び安定軌道に入ると、イージス艦による海上配備型迎撃ミサイル(SM3)が発射され、迎撃に失敗すると今度は、地対空誘導弾パトリオット(PAC3)が迎え撃つ。

このMDシステムは、うまく機能するのだろうか。ブロガーの予測では、

•「ミサイルって高速で動いているわけでしょ?それを撃ち落とすのは難しいのでは…」
•「テストはしたことあるのかな?撃ち落とした実績があるなら信用できるのですが」
•「銃を撃つなどの攻撃は規制されまくってるからな。いざというとき、それじゃだめでしょ」

と、日本の国防能力に疑問を抱く声が多い。

もちろん、

•「迎撃ミサイルを飛翔体に当てることなら、湾岸戦争時点で成功しているので大丈夫」
•「MDシステムは、こんな場合を想定して作られているんだから、落として当然」
•「一番確実なのは、発車前に基地ごと攻撃することなんですがね」

といった意見も。迎撃できる派とできない派は、ほぼ半々で分かれる格好だ。

また、お約束のように政府筋からは失言の発表が。
「(ミサイルが)見えれば楽しい。ゴルフみたいに『ファー』(打球の飛ぶ方向にいる人に注意する掛け声)って言う」と言ったり、「(迎撃しても)当たるわけがない」と発言するなど批判の対象となっている。

•「誰なんだ?このバカは。なぜ名前を出さない?」
•「危機意識ゼロですね。こういう人が日本の舵取りをしているなんて…」
•「酒屋の与太話としても不謹慎なレベルだと思う。噴飯ものですね」

など、ブロガーからも厳しい意見が。

4月4、5日は曇天、あるいは雨天が予測されるため、ミサイル発射日は7、8日が濃厚だ。
なぜこのようなことが起きるのか。そして、世界には他にどのような問題があるのか。この機会に、日本の国防や世界に情勢について、深く考えてみてはどうだろうか。


岐阜基地にパトリオットミサイルはいらない! 各務原行動実行委員会
<新型パトリオットミサイルPAC3が各務原に> 
 ・・新型パトリオットミサイルPAC3が、2月にも岐阜(各務原)基地に配備されると予告されています。しかし私たち住民には何も説明されていません。

 PAC3は、単にPAC2の「後継」ではなく、米軍の先制攻撃中心の世界戦略に、積極的に組み込まれていくものです。

 防衛省も「住民を守るため」とは言いません、拠点防衛、つまり、政府機能や基地機能の中枢を「守る」ために配備されるのです。

 PAC3は、機材搬入・配備のときに、厳しい規制があります。PAC3は「移動展開」するものです。配備後にも訓練などで、周辺住民は、日常的にPAC3の影響を受けることになります。・・


「岐阜基地にパトリオットミサイルはいらない! 各務原行動実行委員会」へ参加して下さい
     呼びかけ文、賛同用紙のPDFファイル
 来年2009年2月ごろから夏にかけて、岐阜県各務原市にある航空自衛隊岐阜基地に、パトリオットミサイル(PAC3)が配備されようとしています。

 “パトリオット”とは、英語で“愛国者”という意味ですが、PAC2の後継であるPAC3は、アメリカ・ブッシュ政権の先制攻撃戦略の中、ミサイル防衛構想として出てきたものです。「飛んでくるミサイルから国民を守ってくれるもの」だと考えるとしたら、とんでもない間違いです。先制攻撃をしかければ、当然にも反撃されるので、それを封じ込める体制を作ろうというものです。守るのは、政府中枢・皇居・軍事施設などであり、一般国民を守るのではありません。

 2006年10月に米軍嘉手納基地に最初に配備され、昨年3月から今年3月にかけては、首都圏の航空自衛隊入間基地(埼玉県)、習志野基地(千葉県)、武山基地(神奈川県)、霞ヶ浦基地(茨城県)に配備されました。
 今年から来年にかけて配備されようとしているのは、岐阜基地のほか、浜松(静岡県)、白山(三重県)、饗庭野(滋賀県)です。当初は、2009年度末(2010年の2~3月ごろ)と言われていましたが、1年早まりました。(別紙の新聞記事参照)

 イラク戦争が始まり日本も参戦した2003年6月には有事法制3法が、翌2004年6月には有事法制7法が成立しています。有事法制7法のメインである国民保護法のもと、都道府県レベル、市町村レベルの国民保護計画も策定されています。“国民保護”と言えば聞こえはいいですが、実態は、国民統制計画、国民動員計画と言うべきものです。また、2007年1月に防衛庁が防衛省に昇格し、自衛隊も大きく変貌しています。

 私たちがよく知らないうちに、戦争への道が着々と準備されています。パトリオットミサイル配備に反対することを通して、有事法制、米軍再編、自衛隊、日米同盟、集団的自衛権などにも目を向け、戦争協力拒否の声をあげていきたいと思います。自衛隊のイラクからの撤退を求め、アフガニスタンなどへの派兵拡大に反対します。

 来年2月のPAC3配備に反対して連続的に行動していきたいと思いますが、まず第一弾として、11月29日に各務原現地で集会とデモをおこないます。
 実行委員会へのご参加・ご協力を、お願いいたします。
2008年9月25日


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