「岐阜基地にパトリオットミサイルはいらない! 各務原行動実行委員会」へ参加して下さい
呼びかけ文、賛同用紙のPDFファイル
来年2009年2月ごろから夏にかけて、岐阜県各務原市にある航空自衛隊岐阜基地に、パトリオットミサイル(PAC3)が配備されようとしています。
“パトリオット”とは、英語で“愛国者”という意味ですが、PAC2の後継であるPAC3は、アメリカ・ブッシュ政権の先制攻撃戦略の中、ミサイル防衛構想として出てきたものです。「飛んでくるミサイルから国民を守ってくれるもの」だと考えるとしたら、とんでもない間違いです。先制攻撃をしかければ、当然にも反撃されるので、それを封じ込める体制を作ろうというものです。守るのは、政府中枢・皇居・軍事施設などであり、一般国民を守るのではありません。
2006年10月に米軍嘉手納基地に最初に配備され、昨年3月から今年3月にかけては、首都圏の航空自衛隊入間基地(埼玉県)、習志野基地(千葉県)、武山基地(神奈川県)、霞ヶ浦基地(茨城県)に配備されました。
今年から来年にかけて配備されようとしているのは、岐阜基地のほか、浜松(静岡県)、白山(三重県)、饗庭野(滋賀県)です。当初は、2009年度末(2010年の2~3月ごろ)と言われていましたが、1年早まりました。(別紙の新聞記事参照)
イラク戦争が始まり日本も参戦した2003年6月には有事法制3法が、翌2004年6月には有事法制7法が成立しています。有事法制7法のメインである国民保護法のもと、都道府県レベル、市町村レベルの国民保護計画も策定されています。“国民保護”と言えば聞こえはいいですが、実態は、国民統制計画、国民動員計画と言うべきものです。また、2007年1月に防衛庁が防衛省に昇格し、自衛隊も大きく変貌しています。
私たちがよく知らないうちに、戦争への道が着々と準備されています。パトリオットミサイル配備に反対することを通して、有事法制、米軍再編、自衛隊、日米同盟、集団的自衛権などにも目を向け、戦争協力拒否の声をあげていきたいと思います。自衛隊のイラクからの撤退を求め、アフガニスタンなどへの派兵拡大に反対します。
来年2月のPAC3配備に反対して連続的に行動していきたいと思いますが、まず第一弾として、11月29日に各務原現地で集会とデモをおこないます。
実行委員会へのご参加・ご協力を、お願いいたします。
2008年9月25日 |