先日の雲見。カズさんによれば、実に30年ぶりぐらいという春にごり。
海水の透視度は1.5m程度。
潜っていても何にも見えず、まさに手探りでのダイビングの状態だった。
この春にごりは、植物性プランクトンの大量発生によるものだ。
春先になると日照時間が延びて太陽の光が海に注がれ、また水温も上昇して、植物性プランクトンが海水中に一気に増えてくる。
水温がさらにあがれば、海藻が育ち海水に溶け出し、透視度をさらに低下させる。
この植物性プランクトンは動物性プランクトンのエサとなるのだが、動物性プランクトンは魚類など水生動物のエサとなる。
つまり、今年の海は30年ぶりにエサが豊富なので、サカナがたくさん獲れることになる。
アジなどのサカナは今年は大漁となるに違いない。
さて、春にごり。水中ではやや褐色に近い色の微視的な浮遊物なのだが、写真に撮ると鮮やかな緑色を呈している。
まるで、バスクリンを溶かした水のよう・・・。
褐色の補色が緑系の色だからなのだろうが、写真で見ると緑色のスクリーンを通したような幻想的な景色となって写る。
今年はエサが豊富なことから、海の中でいろんなサカナたちと出会えるのかもしれない。
今から楽しみだ。
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