ドイツでもジャガイモの種類は20種以上ある。そして、その消費量は日本の3倍。年間約75kg。
ほかのヨーロッパの国々と同様に、ドイツでもジャガイモは重要な食の一部だ。
ドイツで初めてジャガイモが栽培されたのは、フランケン地方のピルグラムスロイトという町で1647年頃のことだ。1649年にはベルリンのルストガルテンでも栽培が始まる。
ドイツ・プロイセンの大王たちは、当時、観賞用であったジャガイモを、7年戦争(1756-63)後の食料難をしのぐべく食用として広めたのだ。
実は、フランスで農学者アントワーヌ・オーガスティン・パルマンティエが、ジャガイモの摂取をフランスに広めるため、1788年、ブローニュの森の北にあるグランアルシュ(新凱旋門)のあたりにジャガイモを植え、武装した兵隊に畑を監視させ、夜間に警戒を解いてジャガイモを人々が盗むままにさせたのは、ドイツのマネをしてのことだった。
フランスのアントワーヌ・オーガスティン・パルマンティエよりも前に、フリードリッヒ大王はベルリン一帯にじゃがいもを栽培し、兵士に畑を警備させている。兵士たちに警備させることで人々にジャガイモがどれだけ高価な食物であるのかと思わせる作戦だった。農民たちは夜間、兵士の目を盗んでジャガイモを盗み、自分たちで栽培を始める。・・・フリードリッヒ大王の策略どおりだった。
さて、ドイツの代表的な家庭料理はジャーマンポテト。ドイツでは、ブラートカトフェルンと呼ばれている。ベーコンのうまみを生かし、じゃがいもをこんがりさせるのがポイント。
「じゃがいも びいき」で戸塚真弓氏が、フランスでのジャガイモの食べ方として、茹でたジャガイイモに塩とバターのシンプルな食べ方を絶賛しているが、ドイツ風もなかなか捨てがたい。個人的にはこちらの方が好みかも。。
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ジャーマンポテト 2人分
ジャガイモ 2個
玉ねぎ 1/2個
ベーコン 2枚
胡椒 適宜
オリーブオイル 小さじ2
1.新ジャガを7mm幅の一口サイズの薄切りにし、サッと水にさらしてからレンジで3分~4分加熱。玉ねぎは、薄切りに、ベーコンは1cm幅に。
2.熱したフライパンにオリーブオイルをひき、玉ねぎ、ベーコンを炒め、加熱したジャガイモを加えて更に炒めジャガイモに焼き色がついたら、胡椒で味をととのえる。
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