tetujin's blog

映画の「ネタバレの場合があります。健康のため、読み過ぎにご注意ください。」

幽霊指揮者

2015-08-12 23:57:37 | 日記

今年もお盆に向けてブログエアコンの稼動です。ダイバーmikiさんとこからの転載です。
いつもありがとう。
http://mikinki.cocolog-nifty.com/blog/miki_9/index.html

盲目のベートーベンが実は作曲をしていなかったという騒動が以前あった。
専業作家ではないタレントが著書などを発表すると、必ずと言っていいほど、ゴースト疑惑がかけられる。
2010年の映画「ゴーストライター」は、自叙伝を発表する元英国首相のゴーストライターが主人公。
ロマン・ポランスキー監督の作品は、登場する人物の被害妄想や不安の描き方が異様な迫力が特徴だ。
これは、監督自身の戦時中のユダヤ人狩りで一家離散となった過酷な過去や、波乱に満ちた人生による屈折が、こうした迫力を生みだしているのだろう。
ゴーストライターの裏側には、ブランド名(著者名)により何千倍にも高められる市場が存在するという背景がある。
無名ではどうにもならない世界。

さて、ゴーストライター。仮にだ。形態模写がものすごくうまい人がいたとして、なにからなにまで有名人にそっくりの生活を送れば、その思想・行動は有名人と同一のものになるかも。
例えば、マイケル・ジャクソン好きが高じて、動作も、生活様式もまったく同一の日々を送れば、きっと、それはマイケル・ジャクソンが憑依したような状態になるのかもしれない。サインをすれば、それはマイケル・ジャクソンのサインそのものに。
ひょっとして、そんな憑依の世界は、禁忌の異世界に足を踏み込んで出られなくなる地獄めぐりの構造かも。

なんで、こんな話を書くかって?
昔、自分で書いたブログエアコンの記事を読み返して、自分では絶対に書けない文章だと思ったから。
・・・きっと、ネタがなくて追い詰められると、すこしばかりトランスが入るのかも。
エロチシズムに満ちた文体になるのは、あの、文豪△△△△の霊のせいとか。。


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