トレーシング・ペーパーに揺らぐ、光の造形。。
はじめて彼女の作品に出合ったのは、伊豆大島で開かれたアート・アイランズ現代美術展でのこと。
大島の自然に根差したアートという枠組みの中で、大きなトレーシング・ペーパーに海中のソフトコーラルを思わせる光の造形が描かれていた。
海の中の揺らぎ、波間を漂うときに感じられる1/fのリズムが投影されていた。
先日、大島で写真のグループ展を開いたときに、大島のピンク色の椿の花の写真インクジェットでOHP用紙に印画し、アクリル板に挟み込んで展示しようと考えていた。
なによりも、大島の夏の光を冬に咲くピンク色の花で表現したかったのだ。
高草木裕子氏も、トレーシングペーパーを画材に用いているのは、裏面からの光の透過による色の重厚さをねらってのことだ。
彼女のテーマは、重層的な環境や連鎖、いのちだ。
らせんDNAにも見える色のくさびチェーンの余白う色味の異なるチェーンが埋めていく。
それはまるで、光の中を進んでいく波のように砂地にきらきらとした影を残しながら揺らぐ。
その波が好きだ。
この個展が終わったら、お気に入りの一枚の彼女の作品が我が家にやって来る。
いつか写真展での展示にと思って作った、LEDで発光する透明アクリル板にはさんで飾ってみようと思う。今から楽しみだ。
鴻巣での個展↓
http://blog.goo.ne.jp/tetujin282014/e/dbf8f875b57b929047e602cc68666e1c
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