「螢」(旧字体)は「火」をふたつ並べ、その下に「虫」と書く。「火」が表しているのは松明。
ホタルが飛び交う様子を、火の粉が飛び散る姿にたとえてあるという。
だが、ホタルの飛翔はきまぐれだ。
「腐草蛍と為る」
七十二候の一つ、大暑の候。草がかれたところからホタルの成虫がでてくることをいう。
ゲンジボタルは、同期点滅することで有名だ。
初めはばらばらな周期で明滅しているホタルは、周囲とコミュニケーションしつつ明滅の周期を変えていくうちに、すべてのホタルの明滅の周期が一緒になる。
同期して光ることで、メスに見つけてもらいやすくする、そしてメスを見つけやすくする利点がある。
つまり、オスからメスへの合図のために光を点滅させている。
一方、幼虫のホタルだろうか、地面や草の陰であまり点滅しない個体も見つかる。気になってずっと見ていると、やがて川に落下し、光ったまま流されていった。
現実の世界では思うように生きられないわが身ながら、体から魂を抜け出して、ホタルと自由に遊ばせてみようと思う。
ご訪問&最後まで読んでくださりありがとうございます。
お帰りの際、ひとつクリックお願いします。
お手数かけてすいません。
↓↓↓↓↓↓
にほんブログ村