カトマンドゥといえば、トレッキング。かつてカンティプールの名で知られたカトマンドゥは、ネパール最大の都市であると同時に、エベレスト山群、ダウラギリ山群、マナスル山群、ランタン山群へアクセスする街道への入り口だ。
タメルには無数のトレッキング用品の販売店が軒を連ねる。小さく暗い店内には、偽のブランド、そこそこの品質のウェアなどが驚くほど安く売られている。こうした店で売られている商品の8割は、ネパールまたは中国製の偽ブランド品。自作の商品に有名ブランドのロゴをつけて売っている。だから、デザインはいまいちだが、質が悪いとは限りらない。中にはいい素材を使った製品もある。
こうしたトレッキング用品店に交じって、時折見かけるのが、お土産屋での浮輪。レンガ色にくすんだ街角に映えるカラフルな浮輪。海なし国で、果たしてどうやって使うんだろう。( ^ω^)・・・とか、頭の中はずっと疑問符だらけだったが、考えてみれば、高級ホテルに行けばプールがあるし、カトマンズ郊外のバクタプルには市民プールがあるらしい。
それでも、カースト問題を別にしても、プールに入ったことがない、胸から下を全部水に入ったことがないネパール人ってすごく多そうな気がする。ネパールのオリンピック水泳選手は帰国子女だったりもする。
伝説によると、かつて一つの湖があり、周りを緑豊かな森が覆う山々で囲まれていたというカトマンドゥ。乾季には超水不足で給水車が街角を回る。各家庭がもらえるのはせいぜい、バケツに1~2杯。そんな光景を見ながら、ぼくらはホテルに帰り、潤沢にシャワーを浴びてる。
そういえば、ホテルのロビーに置いてあった英字新聞には、パシュパティナートの野生のサルの水不足の危機が書かれていた。寺が面しているバグマティ川は枯渇していて汚染がひどく、野生動物のサルたちの命を支えるには足らないらしい。
野生のサルに限らず、バグマティ川の上流では、貧困層を中心とした住民が河川の水を生活用水(洗濯・入浴)として利用をしており、川の汚染は衛生上大きな問題となっている。
ホタルが舞うカトマンドゥ郊外の自然にあこがれていたが、それも見れなくなりつつある。
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さて、どこに行こう。しかし、どこと決めた瞬間に無限の自由は失われてしまう。それが惜しいために、行く先を決めず、机の前で無為な時間を過ごす。無為な時にして至福な時。だが、私は知っている。やがて、その至福の時にも倦むようになるだろうということを。
「天涯 第一・鳥は舞い 光は流れ」 沢木耕太郎
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