新型コロナウイルスによる典型的な死亡例は、大規模な肺の損傷と進行性の呼吸不全によるもののようだ。これが新型コロナウイルスによって感染者が死に至るまでの経緯。
先日、このブログでインフルエンザと新型コロナウイルスの罹患率、および、致死率を比較した。そのうえで、インフルエンザと「同等」と結論付けたが、実は間違った推測である可能性が高い。
正しい致死率は、これから明らかになってくる。致死率約10%のSARS、12年に確認されて韓国などで感染が広がった致死率約34%のMERS(中東呼吸器症候群)。そして、現時点の新型コロナウイルスは、WHOの3月10日のレポートで3.5%、米CDCによるアメリカ国内の死亡率は3.8%。
たとえ死亡率が3%でも5%でも、命にかかわる数字が「低い」ことはない。
命をかけてコロナウィルスと戦っている世界中の医療関係者の方々へ、心から尊敬し信頼します。