tetujin's blog

映画の「ネタバレの場合があります。健康のため、読み過ぎにご注意ください。」

ひまわり

2022-03-20 19:42:56 | cinema

キエフから南へ500キロメートルほど行ったヘルソン州にあるひまわり畑。大戦時代の多くの兵士たちがこのひまわりの下に眠っている畑だ。
原題 I Girasoli。・・・地平線にまで及ぶ画面一面のひまわり畑に行ってみたかったな。

日本では反戦映画として名高いイタリアの映画だが、描いているのは戦争によって理不尽に引き裂かれた夫婦の愛の物語だ。

無数の墓標が並ぶ丘には、ソ連の詩人ミハイル・スヴェトロフの詩が石碑に刻まれている。
 「ナポリに生まれし若者よ!ロシアの平原に君は何か残していたのか?なぜ幸福になれなかったのだ、故郷の名高い湾を見下ろしながら。」

反戦の映画なら、もっと心にストレートに迫る映画もある。独裁者の狂気を描いたもの、終戦前後の混乱の中を幼い兄妹が無残な死に至るもの。果てしない暴力に「怒り」と「恐怖」を覚えるもの。
反戦に対する思いは人それぞれだ。そして、平和に至る道も様々なアプローチがある。人それぞれ、みんな違ってていい。正解なんてありはしない。
それでも、大切なことは、それぞれの想いを、ずっと持ち続けることだろう。

ひまわり。悲しい、そして、心に迫る映画だ。


怒りと絶望と

2022-03-19 18:46:57 | bad news

StingのDVDを観た。9.11に行われたイタリア・トスカーナのプライベート・コンサートのDVDだ。
All this time. 
2001年9月11日朝。自爆攻撃を計画した実行犯グループがアメリカの旅客機4機をハイジャックし、ニューヨークの高層ビルと米国防総省に突入した。その時のコンサートの様子だ。

ミュージシャンたちは、歌えない・演奏できないとつぶやく。皆で話し合って、自分たちにできること。一曲だけ演奏しようということになった。
フラジャイル。
壊れやすいと言う曲だ。

今また、ロシアのウクライナ侵攻で、多くの人々が怒りと無力感を感じている。人のはかなさ暴力の非道さ。爆撃の恐怖におののく市民の様子がテレビ映像で流れ、ある男の子が、被害に遭っている自分たちのことを忘れないでほしいと訴えていた。

こうした惨事は歴史の中で嫌というほど繰り返されてきた。核兵器を頂点に、人間は恐ろしい武器を作り出してきた。
♪身体と鋼が一つになった時、血が流れ
That nothing comes from violence And nothing ever could♪
人間はもろい。


冬に逆戻り

2022-03-18 22:51:57 | 日記

桜の開花もまもなくとのことだが、冷たい雨に見舞われた北日本~関東。
激しい風雨にもかかわらず、相変わらず目がかゆい。花粉も飛んでいそう。

16日夜に東北地方で最大震度6強を観測した地震。被害に遭われた方たちに心よりお見舞い申し上げます。
地震は、海側の太平洋プレートの内部で起きた破壊によって発生(スラブ内地震)したようだ。
大きな地震が起きた後は、同程度の強い揺れの地震が再び発生する可能性がある。
なによりも、地震で地盤が緩んでいるとことに、この週末の大雨。くれぐれも気を付けて、安全な場所に避難してください。


破れたパンツ

2022-03-17 21:38:14 | 日記

今日、水着に着替えた時、毎日、交代ではいているサーフパンツの股の部分の糸がほつれているのを発見。もう、かれこれ10年以上はいているパンツの一枚だ。

ダイブマスターの認定試験の一つに、フィンをつけないもので400mのタイムトライアルがある。タイムによって得点が変わり、確か、4分を切れば20点。タイムが遅くなるにつれて得点が減り、一番、低い得点は5点。途中、一度でも足がプールの底につけば試験落第となる。

実は、ダイブマスターを取るまで400mをノンストップで泳ぐなんて、別の世界の話だった。中学校の時に25m泳げなくて、それっきり。早く言えば、限りなく金づちに近い状態だった。

ダイブマスターの試験に向けて、猛特訓のためジムのプールに通い出した。それが15年ほど前。その時のコーチに、1ヵ月で400m泳げるようにと頼み込んだ。その時、言われたのは、「楽勝でしょ💛」だった。楽勝のはずが、今でもこうして、プール通いしている。

当時から水着はサーフパンツ。2枚を一組として、5代目あたり。塩素で生地が脱色して、みすぼらしくなったら新しくしていたが、またの部分がほつれたのは初めてだ。

どれも似たようなデザインの黒のサーフパンツ。だが、特に思い出の詰まった一枚。長い間、ありがとう。


ヘイ・フィーバー

2022-03-16 22:01:28 | bad news

ヘイ!・・・ではなくて。”hay”=「千草」、”fever”=「熱」。
パリの地下鉄に乗ってたら、車内を流しのバンドがポップスを演奏していた。車両を廻って、投げ銭を得ているようだ。
たまたま、ぼくの乗った車両には、「花粉症?」の中年の男性が乗っていて、演奏と男性のくしゃみとの二重奏。

男性もなんとかくしゃみを止めようと焦っているようだが、出物腫物、所かまわずだ。車内を廻って演奏をしていたバンドも、男性のくしゃみの連続に演奏の邪魔をされて苦笑い。
この時、パリの街中にも「花粉症」があることを知った。

その昔、千草(hay)が原因でアレルギーが広まった地域で使われてから、現在はいろいろの種類の草(千草)以外の樹木の花粉に対しても使われるようになったらしい。
フランスには、日本のような花粉症対策グッズというのは、あまりない。しかし、薬局の店頭には、アレルギー性鼻炎薬の抗ヒスタミン剤や、鼻スプレー、目薬などが並んでいて、患者数が多いことがうかがえる。

あのパリも、今はマスクをしている人達が多いから、花粉症はひどくはならないのかも。それでも、目は露出しているから、涙でぼろぼろ・・・なのだろう。

ヘイ!ユー。アーユーOK?なんてな。