ごきげんようでござる!
「トランスフォーマー」のライバル商品である「マシンロボ」の魅力は完全に日本人向けの商品展開であり、連動したTVアニメ「マシンロボ クロノスの大逆襲」も日本人感覚で製作された作品でござる!
ゆえに玩具よりもアニメの方が人気が出てしまい、玩具の方はトランスフォーマーのパチモン扱いする輩もいるでござるが、実はマシンロボの方が1982年にポピーより販売されているので「マシンロボ」のブランド名は1984年展開の「トランスフォーマー」より先になるでござる。
今宵は1986年にバンダイより「マシンロボ クロノスの大逆襲」商品として販売された、準主役キャラの一人、ロッドドリル(MRB-1、ロッドドリルロボ、600円)の紹介でござる!
本品は1983年にポピーよりドリルロボ(MR-17、ドリルロボ、600円)として販売されており、同年のバンダイグループの再編成により「BANDAI」の社名変更となるでござる。
その後の1986年TVアニメ化により、パッケージ及び商品番号と商品名をロッドドリルロボとして名を変えたでござる。
なお、ドリルロボとロッドドリルロボの外見は同じでござるが、メーカー刻印が異なるでござる。
写真はシールを貼り付けていない状態でござるが、付属のシールはMR-17版のままでメーカー表記もPOPYのままでござる。
因みに説明書はMRB-1仕様でござるな。
さて、ロッドドリルロボはイオノイド・スーパードリルを備えたドリルタンクに変形するマシンロボであり、そのデザインはモチーフのない架空車両でござる。
しかし、日本に置けるドリルメカの歴史は1963年公開の映画「海底軍艦」の轟天が最初(?)でござるが、ドリルタンクでは1965年の英国のテレビドラマ「サンダーバード」に登場する支援車両のジェットモグラ(ザ・モール)が最初と云われているるでござる。
ジェットモグラは主人公メカ以上に人気が出た為に数多くの亜流プラモデルや玩具が販売され、日本の玩具タイアップアニメや特撮ドラマでは登場シーンが少ない(本編未登場メカすらある)にも関わらず強引にドリルタンクが組み込まれたりしたおかげで、日本人は無類のドリル好き民族になったでござるな。 (笑)
そう! SFマシンを中心に展開してきた初期のマシンロボでは、SFメカニックの代表であるドリルタンクは実用性は二の次にしても日本人には需要のあるメカノックなのでござるよな。
しかし、600円の商品サイズでは転がし走行しかできず、ドリルタンクの魅力である回転するドリルやキャタピラが再現されていないのが残念でござる!
が、600円でダイキャストパーツとメッキパーツを使用した変形ロボット玩具は、商品としてみれば見事でござるな。
ロボットモードの変形は簡易でござるが、単純ながらに直接的なデザインは誰が見てもドリルロボと認識してしまう王道デザインでござる。
そう、円錐螺旋のドリル頭は単純なデザインである為に、後発のドリル系ロボはなかなかマネが出来ないデザインでござる。 (笑)
アニメ化に際して主人公格の一人に選ばれた理由も、日本なら如何様な世界観でも通用するデザインの強みであり、ドリルタンクの根強い人気があるからでござるな。
なお、TVアニメ化前の設定ではマグマエネルギーを吸収・増幅して敵にぶつけるイオノイド・マグマ・フラッシュと云う技をもった地中では最強のマシンロボであり、デビルインベーダーが登場していない時期では、一部の読み物(?)にて乱暴モノのガキ大将的扱いだったそうでござる?
しかし、TVアニメでは所謂「気は優しくて力持ち」で腹ペコな食いしん坊の三枚目キャラクターの立ち位置が与えられ、クールで二枚目なブルージェット(MRJ-1、ブルージェットロボ、600円)と対照的な名コンビが登場するでござる。
しかし、ロッドドリルの場合は天空中心拳を修行したとはいえ力任せな戦い方をキャラクターであり、見た目も格闘技とは縁遠いデザインでござるな。 (笑)
なお、助さん格さんの王道とも云えるコンビネーションこそ日本人感覚のキャラクター配置であり、さすがは日本のアニメ制作会社が書いたアニメだと納得するでござるが・・・ 当時のアニメ制作会社側には玩具好きが少なかった為に、玩具事情が分からずにアニメを製作していたようでござる?
まあ、「トランスフォーマー」に対抗する為に、与えられた玩具で好きなようにアニメを製作してもいい条件だったとはいえ、肝心の玩具(600シリーズ)が置いてけぼりを食らったのは失敗でござる。 (笑)
そう、本来はユーザーのイマジネーションで自由に遊んでもらうマシンロボが、アニメ化によりアニメの偏ったイメージが付く事を恐れた結果でもあるでござるが、玩具好きとしてはアニメ・オリジナルキャラよりも、もうすこし何とか成らなかったかというのが本音でござるな?
故に「マシンロボ クロノスの大逆襲」は玩具販売促進アニメ」としては失敗でござるが、トランスフォーマー人気に報いる逆襲には成功しているでござる!
トランスフォーマーファンの拙者でさえ、アニメの「マシンロボ クロノスの大逆襲」には大きく学ぶところがあり、トランスフォーマーに足りないモノを補完しているアニメだったでござる!
そう、「マシンロボ・炎」や「勝利のマシンロボ」などの主題歌は、トランスフォーマー作品の主題歌以上に燃える名曲が揃っているでござる。
拙者はトランスフォーマー派でござるが、ライバルのマシンロボを知る事で更にトランスフォーマーが面白くなると思ってマシンロボも収集しているでござる。
やはり、ライバル商品がお互い切磋琢磨することにより磨かれていくので、現在の変形ロボット玩具市場は「トランスフォーマー」だけでなく「マシンロボ」にも頑張ってもらいたいでござるが・・・ 現在、売り上げ第一主義のBANDAIでは無理でござろうな。