2003年「超ロボット生命体 トランスフォーマー マイクロン伝説」が日本のTVで放送された時を同じくして、ライバルであるバンダイのマシンロボも「出撃!マシンロボレスキュー」として復活することになるでござる。
奇しくも二大変形ロボット玩具がコレまでの世界観をリセットして再スタートしたのは故意か偶然かわからないでござるが、2つの作品には視聴者コンセプトが明らかに異なっているのでござる。
「マイクロン伝説」は日米合作である為に米国側の意見が多いに取り入れられたのに対し、「マシンロボレスキュー」は日本主体で、2001年の「9.11同時多発テロ」の影響もあり、レスキュー物として企画されたわけでござるが・・・
視聴者年齢層と同じ登場キャラクターの少年少女達を災害のの最前線に送る事により共感を持たせる演出なのでござるが・・・ 拙者的には子供を最前線に送るのは如何なものかと思うのでござるよ?
そう、個人の自己責任による最前線の出動ならまだしも、大人を含む組織においての行動は、労働基準法とか児童虐待などなどで、大人としては間違っているのではないでござるかな?
日本では、「はじめてのおつかい」などの様な番組は子供の自立心を見守る番組で人気もあるのでござるが、米国では子供に危ないマネをさせる親の児童虐待と保護責任者委棄の番組なので評判はよろしくないようでござる。
そう! 個人主義・自己責任を重視する米国でも子供に関しては過保護的に保護しているので、「マシンロボレスキュー」のような作品はNGに近いのでござるよな。
まあ、拙者も米国は過保護すぎると思うでござるが、日本のアニメにおける戦場に送り出す子供(13才以下)描写はヤリ過ぎだと思うので、トミーの「エルドランシリーズ」とか「マシンロボレスキュー」はイマイチ好きになれないのでござるよな。
ちゅー事で、今宵は2003年にバンダイより販売の「出撃!マシンロボレスキュー」商品のギアダンプロボ(救急起動 DXギアダンプロボ、4980円)の紹介でござる!
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本品はイエローギアーズの輸送を行う大型ダンプカー型のトランスポーターで、別売りのハイパードリルロボ(レスキュー合体シリーズ03、ハイパードリルロボ、2500円)等を搭載が可能でござる。
なお、本品には非変型のドリルロボとドーザーロボが付属するでござる。
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さて本品は、トランスポーター商品でござるから、全長約32センチと迫力のビッグモデルで、印象はデカくて重い黄色の塊でござる。
確かに圧倒される大きさでござるが、ダンプカーとしてのギミックは転がし走行と荷台(バケッロ)の可動のみなのでござるよな。
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そう! 大きさの割には内蔵ギミックが無いのでござるよな?
タカラであれば、クリアパーツを使用し電子ギミックやミサイル・カタパルト発射ギミックでも仕込めそうな大きさなのでござるよ。
う~む・・・ 大型商品だけにギミックを削除して販売価格を抑えたのでござろうか?
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さてさて、トランスポーターとしての搭載ギミックは荷台に露天積みで、手足と成るサポーターロボを4台搭載でき、フロント部の格納庫にはリーダーロボを格納するでござる。
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う~む・・・
収納ギミックも、乗せるだけなので、搭載車両の固定とかのギミックすらないのが痛いでござるよな。
仕方が無いでござるが基地モードは存在しないのでござる。
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さあ! ロボットモードの変形は大きさの割には簡易で、荷台を取り外して2分割し、フロント部を引き起こして、両腕となるバケットを取り付け、運転席(頭部)を回して完成でござる!
うむ、ゲッ〇ー3とかガン〇ンクが好きであれば、たまらないパワフルなロボットモードでござる。
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下半身が車輪(キャタピラ)の安易でチープなデザインではなく、大きさゆえの安定性とバランスを兼ね備えたデザインは流石はバンダイでござるよな。
変形時の上半身のポップアップは大きさも手伝い迫力ものでござるが、可動部分はイマイチなのでござる。
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せめて、腰の回転や腕の可動範囲が広ければ良かったのでござるが、大きいだけに残念なのでござるよな。
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因みに両腕は250gのコーヒー缶を掴むくらいの大きさはあるのでござるが、保持力が無いUFOキャッチャーなみに握力がないのも残念なのでござるよ。
う~む・・・ 安全対策でクリップ並のバネを仕込めなかったのでござろうか?
なお、ロボットモードでのギミックは、胸部の格納庫が使用できるくらいしかなく、大きさ的には遊び応えが無い商品でござるよな。
う~む・・・ 大きさに騙された感じが強いでござる。
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まあ、拙者の場合はTVアニメ未放送地区だった事もあり、アニメ本編は見ていないでござるから、アニメ本編を見ていたら印象が変わったかもしれないでござるな。 (笑)
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なお、本品に付属するドリルロボとドーザーロボはマシン形体で製作された同スケールの転がし走行可能な非変型モデルでござる。
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![Photo_48 Photo_48](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/10/ebb4ad78583c73af942aa443186df6eb.jpg)
付属のドリルロボはドリル等にメッキが施されており、ドリルは手動回転が可能でござる。
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因みに拙者はハイパードリルロボは未入手なので単品販売版(レスキュー合体シリーズ、ドリルロボ、800円)と比較してみたでござるが、非変型の付属版の方がメッキ処理されていて無駄に豪華でござるよな?
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同じくドーザーロボも非変型でアームのみしか可動はしないでござる。
コチラはハイパードリルロボ未入手であるために、比較ができないでござる。 (笑)
・・・しかし、ダミーとはいえ同スケールの廉価版(?)を付属させるのであれば、通常版あるいは一部塗装違いを付属させた方が良かったのではないでござろうか?
その方がプレーバリューが広がると思うのでござるが、主力商品であるレスキュー合体版を売るために付属させなかったのでござろうか?
まあ、「マシンロボレスキュー」商品をコンプリートしていないトランスフォーマー研究家の拙者が口を出す事ではないでござるかな。 (笑)
なお、本品は拙者が保有するダンプカー系変形ロボット玩具では最大級の大きさでござる!