トランスフォーマー馬鹿一代。R

トランスフォーマー及び変形ロボット玩具の研究思考ネタ等の戯言ブログ!

悪の岩石超人のおそるべき独裁者

2009-12-31 04:09:59 | マシンロボ

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「人を外見で判断してはいけない!」

と、云うのが一般論のタテマエでござるが、やはり悪役は外見が一番なので、悪そうな外見ほど悪役に相応しいでござる。

下手に美形の悪役なぞ登場させれば、「実はいいひと」だったと云うオチが待っているので、悪役は悪役らしくトコトン悪役に徹して欲しいと思うでござるよな。

ちゅー事で、今宵は1986年にバンダイより販売された「マシンロボ」シリーズ岩石超人より悪の岩石超人、デビルロック(GR-1、デビルロック、950円)の紹介でござる!

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岩石超人の商品開発コンセプトは、マシンロボの敵役というイメージの商品だったでござるが、善・悪の対立で商品化し、「マシンロボ・クロノスの大逆襲」に加えられ、TVアニメにも登場することになるでござる。

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デビルロックは、初期販売の悪の岩石超人のリーダーであり、超人硬度12の宇宙岩石に変形するでござる。

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商品は荒削りのブロック状岩石でイマイチ面白くはない商品でござるが、岩石が変形するというコンセプトが面白い商品なのでござるよな。 (笑)

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変形方法は、何処かで見たような簡易構造でござるが、なんとも実に悪役らしいデザインには惚れてしまうでござるよな。

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そう! 

同じ悪役デザインでも高貴さとか冷酷さが窺えるデザインではなく、下品で暴力的なチンピラ上がり中ボス的なデザインが一品でござる。

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デビルロックの設定は悪の岩石超人を牛耳る独裁者で、自分の欲望の為には、どのような卑劣な事も平気で行う極悪超人でござる。

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なお、TVアニメでは犯罪組織ガデスに所属しており、下働きにボスらしい数々の活躍を披露してくれたでござる。

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付属の武器はクラブディールと云う棍棒状の武器で、両肩からは腐食性のガスを発射するでござる。 

なお、デビルロック自身も岩石超人では一番硬度が高く、硬いボディを使った攻撃と宇宙拳法が得意のようでござるが・・・ 反則技が多いそうでござる。 (笑)

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商品的には、膝が逆関節になっていたりするので、可動には少々不満が残るでござるかな?

まあ、現在の技術でリメイクするのであれば、ボールジョイントなどを用いて可動範囲が広がるでござろうな?

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なお、玩具未販売のオリジナルキャラばかりが目立つ「マシンロボ・クロノスの大逆襲」アニメ本編においては600シリーズの扱いは酷いでござるが、悪役側商品には本来のヤラレ役として花道が用意されていた事は嬉しい限りでござるよな。 (うん!)


スーパーカー

2009-11-16 23:22:39 | マシンロボ

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ごきげんようでござる!

スーパーカーの定義とは御存知でござろうか?

空を飛んだり、海中・海上走行を行うなどなどの特殊能力満載の乗用車大の架空メカニックの事を指すのでござるが、1970年代に巻き起こったスーパーカーブーム以後、一般には大衆車ではない未来的デザインで高価格・高性能なスポーツカーを指す代名詞なのでござるよな。

しかしまあ、日本のバブル景気以後と昨今の自動車性能及びデザインを鑑みればスーパーカーと呼べる車種は圧倒的に少なくなっているでござるよな。

ちゅー事で、今宵はバンダイより販売されたマシンロボ・600シリーズより、スーパーカーロボ(MRB-11、スーパーカーロボ、600円)の紹介でござる!

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本品は1982年にポピーより販売されたスーパーカーロボ(MR-07、スーパーカーロボ、600円)を1984年にグループ再編成にともない販売元がバンダイに変更し、1986年にTVアニメ「マシンロボ・クロノアスの大逆襲」仕様として販売された商品でござる。

故に販売次期によりパッケージ及び説明書は異なるでござるが、本体仕様はメーカー刻印の違いくらいで付属のシールは共通でござる。 (写真はシールを貼っていない状態)

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一応本品はSFマシンを模した初期マシンロボ(第2期)である為に、特定のモデルのないSF風なスポーツカーでござる。

故に、まんまスーパーカーロボのネーミングなのでござるよな。

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設定上は全長5.2メートル、総重量12.8トンの二座席(?)スパーカーで最高時速620キロで走行しても他の車にぶつかる事がないドライブテクニックを持つ都市型のマシンロボでござる。

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その後、登場するエフワンロボ(MR-32、エフワンロボ、600円)の最高時速680キロには負けるものの、レースカーであるポルシェロボ(MR-20、ポルシェロボ、600円)の最高時速603キロよりも速いのでござるよな。

「ハイウエイだったら負けない!」のキャッチコピーの如く、公道(?)でのライバルは同じく最高時速620キロで走行するカウンタックロボ(MR-21、カウンタックロボ、600円)くらいなのでござる。

レースカーより速い!

これぞ、スーパーカーでござるよな。 (笑)

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ロボットモードの変形は簡易で面白味の無いデザインでござるが、SF風なデザインである為にロボットモードのプロポーションは無駄なパーツがないでござる。

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そう! 本当に無駄なパーツが無く、背中には一切モールドが無いのでござるよな。 (笑)

合体ロボ(MRB、ランドコマンダー5、3980円)の手足にも使えるくらいシンプルなデザインでござる。

商品的にはダイキャストを使用したボディは魅力のある商品でござるが、プラスチック製パーツとダイキャストパーツの塗装部の色合いが異なるのが残念でござるよな。

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商品設定でのスーパーカーロボは、両腕よりエネルギーを放電させて剣(イオノイド・エナジー・サーベル)を作り出し敵を切り裂くそうでござる。

しかし、商品上武器パーツは付属しないでござる。

バカには見えない剣でござるな!

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なお、スーパーカロボは、「マシンロボ・クロノスの大逆襲」のキービジュアルにも描かれていたりするのでござるが、アニメ本編ではチョイ役・・・ ちゅーか背景キャラだったでござる。 (笑)

拙者的にはカウンタックロボよりも、カッコイイとは思うのでござるが、やはり時代を感じるデザインでござる。


最速変形!

2009-10-04 21:25:56 | マシンロボ

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ごきげんようでござる!

本日は鈴鹿サーキットにて2009年F1世界選手権第15回決勝戦が行われたので、F1関係の変形ロボット玩具の紹介で、1988年にバンダイより販売のウイナーロボ・シリーズで、F1マシンに変形するエフワンウイナー(W-05、エフワンウィナー、800円)の紹介でござる!

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本品はマシンロボ600シリーズの原点回帰を狙ったシリーズ展開で、ダイキャストボディを採用し、ワンタッチ変形と走行性を重視した商品でござるな。

特に、エフワンウイナーは、レースマシンと言う事もあり、デコレーションシールは豊富でござるが、今回は貼り付けていないでござる。

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なお、本品はロータスF1と紹介されており、ロータスチームのF1マシンをモデルにしていると思われるでござるが、当時は今の様に版権に厳しくない大らかな時代でったので、版権は得ていないでござろうな。 (笑)

故に、商品名もF1ではなくエフワンウイナーなのでござるよ。

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まあ、当時の代表的なチームでもあるが、変形ロボット玩具のモデルとなった事は珍しい事実なのでござるよな。

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商品的には大味な造形でござるが、専用コース(ロボシューター、?円)を走行し、車体底部のスイッチによるワンタッチ変形を行う為には、細かい部品がなく頑丈な設計が求められたのでござるな。

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ロボットモードの変形は瞬時に変形するワンタッチ変形でござるが、おかげで単純なデザインとなっているでござるが、頭部は当時のドライバー用ヘルメットぽいデザインでござる。

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なお、エフワンウイナーは、TVアニメ「マシンロボ ぶっちぎりバトルハッカーズ」に、レーサーロボの名前で登場しているでござるが、個人でのエピソードは無く(?)、印象も薄いでござる。

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商品上の設定も、ウイナーロボでは最速のスピードを誇り、スピードを利用した必殺技「マッハスキューバー」で敵を砂地獄に引きずり込むくらいしか記載されていないので、やや面白味に欠けるでござるかな?

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まあ、ウイナーロボもコレクション性の高い玩具なのでござるが、ワンタッチ変形ギミックを標準搭載したおかげで販売価格の高騰と似たり寄ったりなイメージになった事により、短期シリーズで終わったのでござるよな。


元祖! クレーンロボ

2009-08-12 15:40:27 | マシンロボ

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ごきげんようでござる!

前回は大型のマシンロボ商品だったので今宵は小型商品で、600シリーズのクレーンロボ(MR-24、クレーンロボ、600円)の紹介でござる。

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本品は1983年にバンダイより販売されたマシンロボ・600シリーズの一品で、少々SFチックなデザインが特長のマシンロボでござる。

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さて、クレーン車系変形ロボット玩具といえば、タカラのダイアクロン・カーロボット(NO,20、クレーン車、1800円)も同時期の販売になるのでござるが、説者の資料では販売年までは分かるのでござるが、販売月までは判別できないのでドチラが先に販売されたのか不明なのでござるが、クレーンロボは最初からクレーン車として設計されているだけに、「元祖」と呼べるものではないでござろうか?

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本品のギミック的にはクレーンアームの収縮及び旋回が可能でござるので、クレーン車玩具としてみれば、クレーンアームの旋回ができないカーロボット・クレーン車よりも機能的には優れているかも知れないでござる・・・?

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が!

肝心のロボットモードではクレーンアームが余剰パーツとなるのでござるよな。 (笑)

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まあ、ロボットモードのデザインは作業用ロボット然とした無駄の無いデザインでござるが・・・

ここが、タカラとバンダイのクレーンアームの処理方が違うポイントでござる。

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タカラの場合は背中に背負うなどして前から見れば隠れ、横から見ると見栄えは悪いでござるが、クレーン車系変形ロボであることをアピールしている点は評価したいでござる。

そう! クレーンロボはロボットモードでの見栄えを良くしたぶん、クレーンアームが無いと何に変形するロボットなのか分からない欠点があるのでござるよな。 (笑)

まあ、変形合体思想は個人の好みの問題もあるでござるが、拙者的にはタカラ派でござるよな。

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本品の箱は、販売次期により異なっているでござるが、拙者の保有品は1986年ごろにブリスターパック仕様で販売された商品で、付属のシールは貼っていない状態でござる。

更に、1983年当時には、ダイキャスト部部がく塗装された白いボディーのクレーンロボがセット販売(マシンロボベスト5・コンストラクトシリーズ、3000円)が販売されているでござるな。

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なお・・・ 本品は一応、ロボットモードでクレーンアームの取り付けも可能なのでござるが・・・

なんだか釣り人のようでござるよな。 (笑)

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まあ、コレはこれで需要がありそうでござるが、何故か「マシンロボ クロノスの大逆襲」仕様で販売されなかったマシンロボでござる。


気合だ、ギアダンプロボ!

2009-08-10 17:50:01 | マシンロボ

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2003年「超ロボット生命体 トランスフォーマー マイクロン伝説」が日本のTVで放送された時を同じくして、ライバルであるバンダイのマシンロボも「出撃!マシンロボレスキュー」として復活することになるでござる。

奇しくも二大変形ロボット玩具がコレまでの世界観をリセットして再スタートしたのは故意か偶然かわからないでござるが、2つの作品には視聴者コンセプトが明らかに異なっているのでござる。

「マイクロン伝説」は日米合作である為に米国側の意見が多いに取り入れられたのに対し、「マシンロボレスキュー」は日本主体で、2001年の「9.11同時多発テロ」の影響もあり、レスキュー物として企画されたわけでござるが・・・

視聴者年齢層と同じ登場キャラクターの少年少女達を災害のの最前線に送る事により共感を持たせる演出なのでござるが・・・ 拙者的には子供を最前線に送るのは如何なものかと思うのでござるよ?

そう、個人の自己責任による最前線の出動ならまだしも、大人を含む組織においての行動は、労働基準法とか児童虐待などなどで、大人としては間違っているのではないでござるかな?

日本では、「はじめてのおつかい」などの様な番組は子供の自立心を見守る番組で人気もあるのでござるが、米国では子供に危ないマネをさせる親の児童虐待と保護責任者委棄の番組なので評判はよろしくないようでござる。

そう! 個人主義・自己責任を重視する米国でも子供に関しては過保護的に保護しているので、「マシンロボレスキュー」のような作品はNGに近いのでござるよな。

まあ、拙者も米国は過保護すぎると思うでござるが、日本のアニメにおける戦場に送り出す子供(13才以下)描写はヤリ過ぎだと思うので、トミーの「エルドランシリーズ」とか「マシンロボレスキュー」はイマイチ好きになれないのでござるよな。

ちゅー事で、今宵は2003年にバンダイより販売の「出撃!マシンロボレスキュー」商品のギアダンプロボ(救急起動 DXギアダンプロボ、4980円)の紹介でござる!

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本品はイエローギアーズの輸送を行う大型ダンプカー型のトランスポーターで、別売りのハイパードリルロボ(レスキュー合体シリーズ03、ハイパードリルロボ、2500円)等を搭載が可能でござる。

なお、本品には非変型のドリルロボドーザーロボが付属するでござる。

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さて本品は、トランスポーター商品でござるから、全長約32センチと迫力のビッグモデルで、印象はデカくて重い黄色の塊でござる。

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確かに圧倒される大きさでござるが、ダンプカーとしてのギミックは転がし走行と荷台(バケッロ)の可動のみなのでござるよな。

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そう! 大きさの割には内蔵ギミックが無いのでござるよな?

タカラであれば、クリアパーツを使用し電子ギミックやミサイル・カタパルト発射ギミックでも仕込めそうな大きさなのでござるよ。

う~む・・・ 大型商品だけにギミックを削除して販売価格を抑えたのでござろうか?

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さてさて、トランスポーターとしての搭載ギミックは荷台に露天積みで、手足と成るサポーターロボを4台搭載でき、フロント部の格納庫にはリーダーロボを格納するでござる。

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う~む・・・

収納ギミックも、乗せるだけなので、搭載車両の固定とかのギミックすらないのが痛いでござるよな。

仕方が無いでござるが基地モードは存在しないのでござる。

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さあ! ロボットモードの変形は大きさの割には簡易で、荷台を取り外して2分割し、フロント部を引き起こして、両腕となるバケットを取り付け、運転席(頭部)を回して完成でござる!

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うむ、ゲッ〇ー3とかガン〇ンクが好きであれば、たまらないパワフルなロボットモードでござる。

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下半身が車輪(キャタピラ)の安易でチープなデザインではなく、大きさゆえの安定性とバランスを兼ね備えたデザインは流石はバンダイでござるよな。

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変形時の上半身のポップアップは大きさも手伝い迫力ものでござるが、可動部分はイマイチなのでござる。

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せめて、腰の回転や腕の可動範囲が広ければ良かったのでござるが、大きいだけに残念なのでござるよな。

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因みに両腕は250gのコーヒー缶を掴むくらいの大きさはあるのでござるが、保持力が無いUFOキャッチャーなみに握力がないのも残念なのでござるよ。

う~む・・・ 安全対策でクリップ並のバネを仕込めなかったのでござろうか?

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なお、ロボットモードでのギミックは、胸部の格納庫が使用できるくらいしかなく、大きさ的には遊び応えが無い商品でござるよな。

う~む・・・ 大きさに騙された感じが強いでござる。

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まあ、拙者の場合はTVアニメ未放送地区だった事もあり、アニメ本編は見ていないでござるから、アニメ本編を見ていたら印象が変わったかもしれないでござるな。 (笑)

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なお、本品に付属するドリルロボドーザーロボはマシン形体で製作された同スケールの転がし走行可能な非変型モデルでござる。

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付属のドリルロボはドリル等にメッキが施されており、ドリルは手動回転が可能でござる。

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因みに拙者はハイパードリルロボは未入手なので単品販売版(レスキュー合体シリーズ、ドリルロボ、800円)と比較してみたでござるが、非変型の付属版の方がメッキ処理されていて無駄に豪華でござるよな?

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同じくドーザーロボも非変型でアームのみしか可動はしないでござる。

コチラはハイパードリルロボ未入手であるために、比較ができないでござる。 (笑)

・・・しかし、ダミーとはいえ同スケールの廉価版(?)を付属させるのであれば、通常版あるいは一部塗装違いを付属させた方が良かったのではないでござろうか?

その方がプレーバリューが広がると思うのでござるが、主力商品であるレスキュー合体版を売るために付属させなかったのでござろうか?

まあ、「マシンロボレスキュー」商品をコンプリートしていないトランスフォーマー研究家の拙者が口を出す事ではないでござるかな。 (笑)

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なお、本品は拙者が保有するダンプカー系変形ロボット玩具では最大級の大きさでござる!