いや~ 日本人感覚的には、最初に「トランスフォーマーアニメイテッド」の絵柄を観た時には拒否感すら覚えたものでござるが、慣れとは怖いもので今では違和感すらなく、アニメイテッドの世界観として認知できていたりするでござるな。 (笑)
それも、一重にアニメ的プロポーションを生かしつつ玩具に反映させた技術の高さによるものでござるが・・・
いざ、玩具販売を見ると非常に残念としかいえないでござる。
今宵は隠れた名作と呼べるアクティベーター版のオプティマスプライム(スーパーコレクションVol.1、5040円)の紹介でござる!
本品は2008年に海外で単体販売されたアクティベイター版オプティマスプライム、ラチェット、メガトロン、ロックダウンの4体を対決セットの形で2010年に日本販売された商品でござる。
なお、海外販売版との違いはほとんどないと思われるでござる。(?)
さた、アクティベイター商品は所謂、スプリングによる一発変形ギミックを用いた廉価版商品なのでござるが、本品はデザイン上一発変形でヴィークルモードからロボットモードに変形できず、若干の手動変形工程を必要とするでござる。
しかし、そのロボットモードは変形ギミックをもちながら劇中イメージの再現度を重視した素晴らしい商品でござる。
無論、廉価版商品ゆえにマスクの開閉ギミックや武器パーツが再現されていなかったり脚部等の肉抜き穴が露出するでござるが、商品サイズや単品での販売価格を考えれば許容範囲な商品でござる。
惜しむらくは、日本販売にあり、せっかくお求めやすい廉価版商品を高額セット販売にしたことで買いにくい状況となり、正当評価されない商品に成ってしまったことでござるよな。
いやほんと、単品想定価格1260円の商品での可動を考えれば十分すぎる可動範囲でござるし、それこそ専用武器パーツが付属していれば、TVアニメだけ観て玩具を買わない輩でも試しに購入してみようかと思わせる魅力があるでござるよ。 (笑)
まあ、タカラトミーとしては廉価版商品に満足して主力商品が売れなくなる事を危惧したのでござろうが、シリーズ全体の商品アピールを考えるとセット販売は間違っていたでござるよな・・・
しかしまあ、本品は入門用の廉価版商品とはいえ・・・
実はヴィークルモードに変形させる為にはコツがいるので、ヴィークルモードからロボットモードの変形の手軽さはないのでござるよな?
無論、変形方法に慣れてしまえば大丈夫でござるが、最初はチト戸惑うでござるよ。
本品はロボットモードを重視した為にヴィーグルモードの完成度は若干残念でござるが、元のアニメデザインも変な形でござるから許容範囲でござるな。
まあ、ヴィークルモードに不満があるのであれば、別サイズの商品を買えばいい事なので、タカラトミー的にはうれしい算段なのでござろう。 (笑)
否! タカラトミーと云うか、ハズブロ的算段で、これ一つ買えば後はいらない究極商品を作るよりも、機能を分散させていくつも同じキャラクター商品を買わせる考え方が優先された設計思想なのでござろうな?
さて、アクティベーター版オプティマスプライムの設定はオートボット部隊司令官のままで、能力値も体力(10)、知力(10)、速度(8)、耐久力(9)、地位(9)、勇気(10)、火力(10)、技能(10)と変わらないでござる。
商品的には満足いくモノでござるが、販売方法が悔やまれる1品でござる。
そう、対決セットとしての4体販売は悪くないのでござるが、別サイズ商品が販売された既存キャラクターだけではない選択に工夫がほしかったところなのでござるよ!
サウンドブラスター(TA-25、サウンドブラスター、1260円)整形色変更によるサウンドウェーブ(日本未販売)や白いサウンドウェーブ(未販売)にスタースクリーム(スーパーコレクションVol.2、5040円)の各種クローンカラーバリエーションと、バンブルビー(スーパーコレクションVol.2、5040円)の頭部と整形色を変更したワスプ(未販売)等で商品数を増やして組み合わせれば別の需要が生まれてくるセットになった事でござろうな?
否! そんなセットこそe-HOBBY限定販売にして、通常単品販売に力を入れるべきだったと思うででござるな。
本年度の「トランスフォーマープライム」商品は通常主力のアームズマイクロン商品と廉価版のEZコレクションをバランスよく販売しているので、タカラトミーも漸く今までの販売戦略の失敗に気が付いたのでござろうな。 (笑)