「KIM HONO 金 憲鎬 陶展 」 12.6~25
愛知県足助町 蔵の中ギャラリー
http://kuranonakagallery.com/kikaku.html
久しぶりにたーくさんのキムさんの作品に出会えた。
見ていてどきどきしてくる。
上の写真はDMなんだけど、実物はもっといい。
薄紫とえんじの線が、磁器土の釉がほとんどかかっていないような
かさりとした肌の上にのっている。
抹茶茶碗は夕暮れ時、日の沈む地平線と空の境目のような
青い空にまーるい雲が浮かんでるような
音のない海の深い底のような
ひとつひとつが古典的ででもやっぱり斬新で
キョーレツなひかりを放っている。
やっぱりこの作家さんがいちばんすきだ。
目が吸いついてはなれない。
風合いのすてきなマンリン書房
この奥に蔵の中ギャラリー。
むかし、名古屋本山駅前に木造の本屋があった。
がらがらとガラスの引き戸を開けるとかすかに香の薫りがする。
道に面したガラスのショウケースに季節の花や折り紙、そしておすすめの本が並べてある。
置いてある本は数が少なく、当時ミヒャエル・エンデのサーカス物語を
買ったような記憶があるんだけど、本は今手元にない。
高校の帰りに途中下車してよく寄ったこの本屋はそれから数年後
ケンタッキーになってしまい、その代わりといってはなんだけど
二階が小さい画廊になり、そこでキムさんが個展をしたのがもう15年以上前になる。