チマチマ毎日

木工屋と陶器屋の夫婦が作るセルフビルドの家と、まいにちの生活、道具のあれやこれや。

クリスマスのえほん

2008年12月24日 | 読む見る聴く&思う
 クリスマス。
正直いってキリスト教徒でもないし、ツリーもねえーみたいにさめているうち。
しかしこどもは何がたのしいのかウキウキして口角があがり、
ぺこちゃんみたいな顔している。
わたしもこどものころ、ツリーを出してもらってわくわくして飾りつけしてたっけ。


街中のハデなクリスマスはキライだけど
絵本は別、クリスマスの絵本はとくにきれいなものが多いし。


 だいすきな2冊

  くんちゃんとふゆのパーティー    ドロシー・マリノ 作・絵 
                                               あらいゆうこ 訳

 ちいさなもみのき    マーガレット・ワイズブラウン 作
                           バーバラ・クーニー 絵    かみじょうゆみこ 訳




くんちゃんはクマの男の子。
おとうさんが仕事に出ているあいだ、「おとうさんをびっくりさせるパーティー」の準備をおかさんとはじめる。
クッキーを焼き、ツルコケモモに糸を通して木に飾る。

この本は「クリスマス」ってことばがひとつも出てこない。
冬眠する前にたのしい飾りつけをし、おいしいごちそうをつくる。
おとうさんがくんちゃんとおかあさんにプレゼントを持って帰ってくる。
それだけなんだけど、それがいい。


くんちゃんのシリーズは他にもあって、どれも読んでも
こどもをいつくしむ空気がこめられていて、あったかいきもちになる。
どれもいいです。





バーバラ・クーニー&マーガレット・ワイズブラウンの
ゴールデンコンビの絵本は、わたし自身のために買う。

ストーリーは単純なものだけれど、そのみじかい文章のうつくしさ
そしてなによりも絵のうつくしさ。
ちいさいころに眺めていたのはこんな本だったかな、なつかしい気もする。




  うまやのクリスマス        マーガレット・ワイズブラウン  作
                                    バーバラ・クーニー  絵
                                    まついるりこ 訳
        
これもゴールデンコンビの絵本。
図書館でみつけて借りてきた。



本文は詩のよう。
本来のクリスマスってこういうものなんだなって思った。