昨年末31日から風邪をひき、咳がひどくなって
ちゃんと治るまでに2週間近くかかった。
治ったと思ったらまたおんなじような風邪を拾ってしまった。
なにやってんだか。ちょっと落ち込む。
昨年12月、サカキナナオが亡くなった。
彼は詩人であり旅人である。
亡くなる数ヶ月前に
わたしたちが前に住んでいた知多半島に立ち寄り
これが最期の旅になると言っていたそうだ。
こんなに自分のことをわかっているひとは
この世の中そうはいないのではないか。
自分の細部まで知っていないと
死ぬ直前まで旅をするということはできない。
彼みたいな生き方をうらやんだり、
自分勝手でいいなと思ったりするひともいるかもしれないけど
誰にも流されず死ぬまで歩くということはとてもきびしいこと。
わたしはカラダが強い方ではない。
というのは自分のことが解ってないんだな。
自分の死に方というのはどんなふうになるか
こんなふうに死にたいって思うんだったら
それに向けて生きてかないと間に合わない。
咳はひどいし呼吸もぜいぜいいって苦しいし
おなかはキリキリ痛むし、そんななかこんなことをぼうっと
考えて寝ました。