歌舞伎に関連する公演の開催・成功へ向けて、二日間お願いをして回った
昨日・一昨日と様々な方にお目にかかり、4月7日(日)の「上村吉弥が魅せます 歌舞伎の魅力と愉しみ方」、そして11月16日(土)に開催する坂東三津五郎&尾上菊之助が出演する「備前おかやま松竹大歌舞伎」の開催・成功へ向けて、お願いをした。
まず「上村吉弥が魅せます 歌舞伎の魅力と愉しみ方」の会場である共催していただくルネスホールとの打ち合わせを、昨日行わせてもらった。今回はコーヒーブレイクを予定していないので、コーヒースタンドでドリンクを販売していただくこととした。
また「備前おかやま松竹大歌舞伎」に関わって、一昨日はその会場となる岡山市民会館へ、そして昨日は共催していただく山陽新聞社さんへお願い・ご挨拶に行かせていただいた。
一つの公演を主催するとなると、様々な努力・準備を必要とする。私も主催団体である「おかやま・歌舞伎・観る会」のSTAFFであり、微力ではあるができるだけのことはしたいと思い、二日間頑張った。
どうか、まずは4月7日(日)の「上村吉弥が魅せます 歌舞伎の魅力と愉しみ方」にご参加いただき、歌舞伎の魅力を大いに愉しんで欲しいと願う。
あの日から2年の昨日の朝・毎・読を読んだ、原発への向き合い方に疑問が
あの3月11日がやってきた。昨日の14時46分には、私は「いつものように」仕事をしていた。2年前の被災地には、「いつものよう」な時間は訪れていない。我が身の幸せを感じ、それ故に日本で起こった最悪の災害の一つである「東日本大震災」を絶対に風化させてはならないと考える。
そんなこともあり、昨日は我が家で配達してもらっている朝日新聞以外に、毎日と読売をコンビニで買って読んだ。「別刷り特集」を組んだのは朝日のみだった。亡くなった方は15,881人、行方不明は2,668人。そして二年経った今でも、避難生活を送る被災者は31万5千人(内16万人が原発事故の起きた福島県の避難者)、仮設住宅に暮らす人は11万人という現実だ(数字は読売社説より)。被災された方々と地域が一日も早く復興し、「おだやかな日常」が戻ってくることを願う。
さて、朝・毎・読の三紙を読んで、常日頃から気になっていることは解明されなかった。それは東電の原発事故の現状と将来のことだ。最近テレビでは、事故が起こった東電第一原発内部にキャスターなどが入っていく姿が流されてはいるが、私に知識がないからか現状が十分理解できないでいる。
朝日の社説では「水素爆発の衝撃で折れ曲がった巨大な鉄骨、ひっくり返った車--。1~3号機の周辺で図った放射線量は、毎時1ミリシーベルトを超えた。まだ人が入っての作業はできない」、と書いているのだが、肝心の誌面では写真も含めた詳しい報道はない。三紙の「原発への向き合い方」に疑問が生じたままだ。
その一方では、読売新聞の一面は「『20ミリシーベルト帰還』へ安全指針」との見出しで、「政府が年内線量ごとの対応策をつくる」と報じている。「民主党政権の『年間積算線量1ミリシーベルト』が事実上の安全基準と受け取られ、帰還の障害となっているため」だそうだ。大丈夫なのだろうかと、考えてしまう。そして、全体として、新聞各紙は原発社会への回帰の世論誘導が行われているように思えてしまう。
東電第一原発の廃炉には数十年かかると言われ、汚染水の処理はそのめどが立っていないと聞く。もう少していねいな原発事故の今と明日についての報道が求められていると考える。これは日本のみならず、世界の課題でもあるからだ。
東電第一原発周辺での取材時での完全防備の姿を見ていると、とてもではないが、安全とはほど遠く感じるのは私だけなのだろうか。新聞各紙は書かないが、「原発ノーの社会」づくりこそが今急がれているように思う。東日本大震災から2年、改めてその思いを強くしている。