手荷物検査終了1分前にバーコードをかざした、間に合ったのはまさに幸運
私が親しくされている方のブログで「衝動行きでパリへ」と、その旅行記をアップされている。私は海外旅行など、久しく行っていない。もうパスポートも失効している。そんな私がパリに行ったのは、もう10年以上も前。
さて、私は連休最中に上京した。「時間豊かな自由人」(=「毎日が日曜日の身」)となってからは、混雑する日には出かけないのを旨としているのだが・・・。ま、こうしたことも例外的にある。
さすがに連休中であり、どこも大変な賑わいだった。お昼を食べるのにも、お茶するにも、どこも大変な行列。銀座の歩行者天国も大いに賑わっていた。4日のお昼は鳩居堂での所用もあり、その近くの創業明治18年の「銀座 天國」で天丼とした。
それにしても、今回の上京ではまたまた「老人力」を発揮して危機一髪だった。久しぶりに朝一番の飛行機・7時20分発で、岡山を発った。ところが、当日の朝には我が頭には7時30分がインプットされており、我が家から空港までは40分程度なので、その一時間前に家を出れば大丈夫と勝手に思い込んだ。それでも、少しだけ早めに家を出た。
ところがGW中であり、空港の駐車場はまさに満車状態。第4駐車場の一番奥しか空いていなかった。やっと空港に着くと、私が乗る予定の飛行機の手荷物検査は「7時5分までなのでお急ぎを」と放送が流れていた。
そうなのだ、手荷物検査は15分前までにと、書かれていた。私がその検査のためにチケットのバーコードをかざしたのは、7時4分だった。ギリギリ間に合った。それは、幸運と言う外はなかった。
清水の舞台から飛び降りて、資生堂パーラー「今月のおすすめスイーツ」とした
今回の上京では、多くを銀座界隈で過ごした。千疋屋フルーツパーラーにも長い行列。今回は、資生堂パーラーとした。この資生堂パーラーのオムライス、是非とも一度食べてみたいと思っているが、貧しい私には手が届かない。
今回は少しだけ歩き疲れて甘いものが欲しくなり、「資生堂パーラー サロン・ド・カフェ」とした。1・2階吹き抜けとなっているショップを見ながら、エレベーターで3階へ。ここも大変な混雑で、30分待ちだった。
ようやくお席に案内され、お願いしたのは「今月のおすすめスイーツ」、1980円也だ。まさに、清水の舞台から帯び降りた。
本拠地・花園神社でも観た唐十郎率いる唐組、舞台「鉛の兵隊」は不在で寂しい
「小室等ライブ&トーク『唐十郎を謳う』」に魅了された翌日・3日の夜、内山下小学校に赤テントが張られて、唐組公演「鉛の舞台」が開催された。楽しませてもらった。13時からの整理券配布に行けず、開演ギリギリの19時前に到着した。私は立ち見を選択した。聞けば、座って観るのも大変だったようだ。
観劇前夜に、小堀純さんが「今回の公演は唐十郎さんがいないので、セリフは明瞭にと稽古している」との発言があったが、まさにセリフはクリヤーだった。ただ、唐十郎不在の舞台は、やはり寂しい。あの圧倒的な存在感に、強く魅せられる。
それにしても、私が始めて唐十郎の舞台を舞台を観たのは、いつだろうかと考えるが思い出さない。ただ、「状況劇場」以来結構長く見続けており、唐十郎の本拠地・新宿花園神社での公演も観た。
その唐十郎だが、「昨年5月に転倒して、脳挫傷で手術。奇跡的に回復している」との報道はあるものの、一年が経過した今も、未だ舞台復帰していない。手術する際に「後遺症が残る可能性も」との記事もあり心配をしているのだが。早く元気な姿を見せて欲しいと、心から願う。
と同時に、昨日も書いたが、唐十郎も既に70歳を超えており、「60年代アングラ演劇」が台頭してきたエネルギーを感じさせる演劇人や舞台に出会いたいと思う気持ちも強い。