tnlabo’s blog   「付加価値」概念を基本に経済、経営、労働、環境等についての論評

人間が住む地球環境を、より豊かでより快適なものにするために付加価値をどう創りどう使うか。

対コロナ:菅政権は過去の検証、将来計画の明示を

2021年03月28日 12時49分20秒 | 政治
対コロナ:菅政権は過去の検証、将来計画の明示を
 結論から言ってしまえば、菅政権は国民への説明義務を果たしていないのではないでしょうかという事です。

 今、国民が最も気にかけているのは、コロナ問題の終息について政府はどう考えているのかでしょう。例えば、感染を最も恐れる高齢者の場合(私も高齢者ですが)ワクチンをいつごろから、「どの程度のスピードで」接種してもらえるのか、2回目の接種はどうなのかと板、日常のの生活に直接関係するもんだ愛についての政府の確りとした説明でしょう。

 買い物など、老々相互介護の方も多いのでしょうから、買い物等交代で行くとしても、緊急事態が解除された途端に第4波の始まりの様相がみられ、県によっては、独自の緊急事態宣言もありますし、更には緊急事態に代わる新しい行動制限の要請もあるようですが、何故無理して緊急事態を解除したのか理由は不明です。

 GoToトラベルについては政府は当分やらないと言っていますが、第3波の時、GoToの影響は、感染者も100人程度で、エビデンスもないといったいたのになぜ今回は止めたのか、本当はGoToの影響が大きかったと解ったからではないのか、それなら春休みの人出も徹底的に防ぐ必要があるのではないか、など疑問は山ほどあるのですが、政府の説明は何もありません。

 今日のNHKの日曜討論でも政府代表は、ワクチンもその他の対策もも確りやっていきますと「希望的な総論」は言うのですが、現実問題としていつ頃にどこまで出来るといった具体的な説明は何もないのです。

 一番心配なのは、アメリカが、ワクチン接種のスピードを上げ、ワクチンは不足気味、EUもワクチンはまずEU内部といっているようで、政府は海外の民間会社との契約をしたという事のようですが、本当に予定通り来るのか、何かお先真っ暗のような感じです。

 アストラゼネカのワクチンは日本で作り始めているようですが、それを当てにするのでは当分接種は無理でしょう。民間企業開発の効率よい注射器を認めるようですが、そんな民間のいじましい努力を政府は当てにしているのでしょうか。本当に情けない状態のようです。

 コロナ終息への具体的な方法や見通しが何も示されず、国民は政府の言う行動制限を守れと言われても、一体いつまでそんなことをしていればいいのかといった疑問や、政府への不信感が、国民の真面目な努力に水を差すようなことになっているのではないかという感覚を多くの国民が持ち始めているようですし、それがこの所の人出の多さにも関係しているように思われるところです。

 そうした事態を、政府は自らの説明不足を棚に上げて、「巣ごもり疲れ」などというレッテル貼りで国民のせいにするのであれば、国民としては、全く納得いかないところではないでしょうか。

 総理は、バイデンさんに会う事を大変な楽しみにしているようですが、ワクチンやカジノはこれまで通りで、対米協力やその負担などの中で密約も含めて背負って帰って来るといったことにならないように、ぜひ頑張ってほしいと思うところです。