この28日、NPO法人広島県手話通訳問題研究会が コミュニティ通訳研修会を開きます。
外国語通訳者たちと一緒に勉強しようということで、今年でもう4年目でしょうか、5年目でしょうか。主として医療問題の勉強をやってきたのですが、今年は在広ブラジル人の伊藤エレニールさんが、「私たちも広島市民~誰もがかかりやすい医療を~」と題してお話し下さる他、「愉しく生き生きとこの街で」「やめられない止まらないは病気です~アルコール依存症にならないために」といったお話があります。参加費は500円。
あなたも参加されませんか。お問い合わせは電話082-568-6770へ
高校無償化、朝鮮学校除外に反対 京ゆかりの文化人ら
鳩山政権が高校授業料無償化の対象に朝鮮学校を含めない検討をしていることについて、京都ゆかりの識者や宗教家らが2日、「国際的視点からも、法の下の平等原則からいっても許されるべきではない」とする要望書をまとめ、鳩山由紀夫首相と川端達夫文部科学相あてに送付した。
哲学者の鶴見俊輔さん、臨済宗相国寺派管長の有馬頼底(らいてい)さん、国際日本文化研究センター名誉教授の山折哲雄さんら13人の連名。朝鮮学校のカリキュラムは学習指導要領に準拠し、行政や市民の見学も実施されて公開性に問題はないと指摘。拉致問題と関連づけるような意見は「外交・政治問題と教育問題を短絡させたものだ」と批判している。
記者会見した京都大名誉教授の上田正昭さんは「政治によって日本の教育の未来が左右されることは望ましくない。事態を憂う人はたくさんいると思う」と話し、今後も賛同者を募る考えを示した。 (朝日新聞)
今日のニュースを見ていると 中井拉致問題担当相がまた、高校無償化から朝鮮学校を外すべきだ といっています。
子育てや、教育に 国が率先して差別をもちこむことをしてはいけないと思います。朝鮮の教育システムがどうなっているかということと日本にある朝鮮学校のシステムがどうかといったことは全く別な問題です。国立大学をはじめほとんどの日本の大学が朝鮮学校の卒業生を高校卒業生として受け入れていることを私たちはしっかりと押さえておく必要があるでしょう。排外主義に利用されてはいけないと思います。
行政が外国語通訳を臨時採用するところが出てきました。これはとてもいいことです。ただ、最近えっと思ってしまうような話を聞きました。
ポルトガル語の通訳者とスペイン語の通訳者を採用した広島市近郊の町のことです。生活保護などの相談にペルー人やブラジル人が来た場合にペルー人にはポルトガル語の通訳者を(つまりブラジル人通訳者)を、ブラジル人が相談に来た際にはスペイン語の通訳者(ペルー人通訳者)をつけているというのです。なんでも相談に来た人を応援しては困るからとか…。こんなところに行政があるいは人々が住民サービスにおける通訳者をどんなふうに見ているか、通訳者がどのような立場に置かれているのかを観てしまうことができます。外国から偉い人が来たら、こんなことは決してやらないでしょう…。
街の通訳者たちはしっかりと手をつないでこんなことから変えていかないといけません。
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