降って来るもの

写真と散文とぽえむ

poet万甫は

2018-04-30 22:09:47 | 詩15

                       poet万甫は

 

条件反射のように

何時何処に居ても

言葉に反応する瞬間がある

 上手く説明できないけれど

大袈裟に言えば

詩神の啓示のようにそれは降りてきて

 そこからは

指先が勝手に書き綴ってゆく

 

其れは如何なるsystemの由縁か

解明は不可能だけれど

 もしも、そんな風に

僕の詩集たちが生まれるとしたら

何の労苦も不要だが

 実際はそんなに簡単ではなく

そんな好運で埋められるページは

ほんの数ページにしか過ぎないのだ

 残った百page以上は

不安と焦燥と根気を積み重ねた後の

 過去からの贈り物で

自称「poet万甫」は存在する

04/30 22:24 万甫

 

 

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もしも誰かの

2018-04-30 22:03:48 | 詩15

                     もしも誰かの

 

鳥たちのように

自由を飛べたらと

 風のように

 気紛れを発散できたらと

雲片のように

ふんわりと居られたらと

 光のように

 色彩の魔術を使えたらと

大地のように

分際なく抱idaける度量が掌中に有ればと

 

あのヒトのように

待つことで色濃くなる熱情の不思議や

 あのヒトのように

 会えないことで積もってゆく純情の煌きや

あのヒトのように

其処に在る確かな眼差しの温みや

 

そうして僕という個が

誰かのそんな一つに成れるとしたら・・

04/30 22:03 万甫

 

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