降って来るもの

写真と散文とぽえむ

おお、五月よ!!

2019-05-29 13:53:02 | 詩17

        おお、五月よ!!


おお、五月の熱光線よ

おお、五月の桁外れの悪意よ

 お前の慈悲は何処へ行った

花花の歓喜を

何故に奪い去る


奢れるものへの警鐘か

満を持す報復か

 名も無き万物にも

無名の我ら市井の凡庸にも

容赦なき天罰と言うか


おお、五月よ

豊潤と慈愛に満ちた

 彼の五月よ

我ら如何にあれば

この惨禍を逃れられる


無力なるこの身は

混乱と戸惑いの渦中に

 息絶え絶えの

断末魔の様相を呈して

ただ悶えるのだ

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見分ⅩⅥ

2019-05-29 06:00:30 | 詩17

           


          見分ⅩⅥ「MOROMORO」


明鏡止水のmuneに

一瞬の燦めきのように落ちるmonoが

描き出す波紋の

ひとつの円い漣のように

TOKIの幅を往来する

ひとつひとつの想念


神経を起たせ

感情を揺り起こし

気概を奮い立たせるmonoの

密やかなる所在


青紫のbaraの

匂い立つ渦巻きの深淵のように

雨粒の秀逸のひと滴のように

kokoroの拠り所を

そっとknockしてゆく

気を魅了する

ただMOROMORO


          

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些かのhappiness

2019-05-29 04:38:26 | 詩17

         


                些かのhappiness


勿体無い時間が有るのは

 tatoeba

早朝の吸い込まれそうなblueや

蒼い薔薇との語らいや

朝露が結ぶひと滴のsilverの輝きや

掠めてゆくコトバの後追いとか

想い出宛のloveletterも

浮沈するanataのスケッチも

あのhitoの慈愛の眼差しや

両腕で計るaoiの愛しさの量とか


勿体ないと思う時間帯に振り返る様様

崩れ去る一瞬の今を

凝縮される幻の瞬間を

次々の喪失感の救いを

漠然と刹那を見逃す虚無を


細々と

勿体ない感覚が拾ってゆく

僕にまだ残されて有る

些かのハピネス


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