UmiとMoriに
ひと呼吸する度に
僕の中にmidoriの細胞がひとつ増える
Moriへ続く道の
トンネルのような
ほの暗い樹々の静寂sijimaを
更に奥へと
更に深くと
分け入ってゆくと
inochiの気配が止んで
唯、僕の脈搏が残る
五月のozoneは
酸素ボンベより濃厚で
僕はひと息の度に
midoriの塊りを吸い込み
カラダ中の彼方此方の細胞に
付加してゆく
OO!!
inochiの起源は正しく
紺碧のUmiと緑層のMoriに在る
そうして僕は今
緑陰の海に抱idaかれて有る