降って来るもの

写真と散文とぽえむ

五月の足取り

2020-05-17 20:58:44 | 詩20

      五月の足取り

 

さあ、五月の中へ跳び出そう

どんな言葉に相見え

どんな一行が生まれ

どんなポエムになるのか

 

さあ、五月の天地へ漕ぎ出そう

空気は添加物無しの潔癖グリーン

風景は目蓋をそっと撫でる優しさ

は瞬間を凍結して永遠に輝く

空のcontrailがko.to.ba.の航跡を曳いて

 僕の蒼を横切る

人影は五月に生まれたと頬笑む

ああ、そうして

五月の物思いは

 いつでもanataに行き着くのだ

ああ、そうして

僕の足のつま先は

 何時でも有無の坩堝へ向けられる

 

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自叙伝

2020-05-17 13:33:47 | 詩20

      自叙伝(次から次へ)

 

たくさんの言葉たちを動員して

脇目も振らず

次々と次の一行を書き加えてきた

夢のように幻のように

次々と次のページは埋まって

次々に一冊の詩集になっていった

一冊一冊は

次々に次の一冊を誘い引き継がれ

気付けば僕の物語は

章や節や巻を次々に更新し

それぞれが密に関連し合い

いつしか二十のタイトルを持つ

圧巻の大作になった

更にそれは現在進行形で

その絵巻物は

僕の一大青史になりつつある

さすがに近頃は

言葉そのものの趨勢は失せつつあるけれど

それを補うように

艶と深みと味わいを得て

物語はいよいよ終盤のclimaxへと展開する

現在”あとがき”を残して

いよいよ”結”へと書き継いでいるところだ

 

僕は僕のinochiの叙事詩を認め

僕はanataに繰り返し抒情詩を書く

そうして

その一巻の書物は

僕の確かな自叙伝に成る

           2020 05:17 2:02pm 万甫

 

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五月の鮮光part⑤

2020-05-17 06:02:33 | 風景

    ~~~ヾ(^∇^)おはよー♪ございます!!

 レースのカーテン越しに見える今朝の空は、山の形さえ隠してしまう程の濃い霧に覆われています。だが待てよ、予報では晴だったから、若しかしたら”例のmono”を受け取れるかもしれないと些かの期待も芽生えながら、取り敢えず、昨日は大方一日中降ったり止んだり、強かったり弱かったり、昏かったりぼんやり明るかったりの雨の競演。

それから、一昨日は雲一つない五月の鮮やかな光に満ちた終日。その午後にカメラで追った煌めきの光の一部をanataにも

   

      

      

   

こういうの大好きなんです

      

煌めく五月のひかり^。^

            

      

      

良いことで記憶に残る日曜日に!!     05/17 06:18 まんぼ

 

 

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ココロの間.下巻 後書き

2020-05-17 04:17:54 | 詩20

       詩20「ココロの間.下巻」後書き

 

 僕の「ココロの間」を忙しなく往来するmono達に、翻弄され、のたうち、歓喜する、そんな夢中の応対の間に、時間は疾風の如く砂塵を挙げて僕の後ろに続く彼方への闇へと掻き消えていった。

 そうして、唖然たる僕の手許に残されたものが、それ等の虚しい日日が凝縮された由なし事の堆積物、辛うじてそんな日時の痕跡をとどめる、此の百四十頁に亙る一冊の詩集「ココロの間」に他ならない。

 その価値の是非もない判断や、僕に縁の絲を垂らしてくれているanataへの感謝と愛しさを込め、この深いブルーの蒼穹にさまざまの想いを託しながら、皐月のこの一朝に一旦ペンを置く。

 けれどそれ程の間を置く事もなく、僕は又ペンを取って再び書き始める。それが僕のinochiを証する唯一の方策のように、新しい詩21の一頁目を記すだろう。

 多分、まるで当然の一日の始まりのように、その朝もカーテンを開けてdeepブルーの夜明け前の神秘を見ながらPCに向かい、未知の明日の新しい命題の新しい分野に一歩を踏み出すに違いないと確約して。

             R2 皐月渦中 深い静寂の中で 万甫

コメント (2)
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