降って来るもの

写真と散文とぽえむ

2020-05-25 21:41:21 | 詩21

      蜜

 

椅子に深々と腰掛けて

僕は

儀式のように

脳内に溜まった蜜を取り出す

 

彼方此方で収集した微物が

絡み,睦み,交じり,解け,融け

反応し,濾過し,沈殿し,精製され

脳内に蜜を貯め込むのだ

 

僕はときおり

それを取り出しては

自分の滋養強壮に使用する

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

泡のように

2020-05-25 13:50:20 | 詩21

      泡のように

 

「聴心記」も「満干のUta」も「有無の伝言も」

何時ものように

猪の一番に届けて

隅から隅まで目を通してもらい

それから

何時ものように

一週間ほどで還ってくる

几帳面な角張った文字が

裏一面から所狭しと

宛名以外の表のあらゆる余白を埋め尽くした

アナタからの葉書を待ちたかった・・

 

心底からそう希っても

遠くて、遥かで、

そんな夢が叶えられる術もない

アナタの居場所は

背伸びし、手を伸ばしても

到底届きはしない天上に有って

僕に届けるための何の方策もないのだ

 

如何なる方便も見つけられない

深い諦めの坩堝から

泡のように

ただ絶え間なく切なさが湧き出る

 

突然の葉書一枚で

アナタを喪ったことを知ってから

三度目の春が巡っているというのに

折に触れて

その冷徹な事実をかき消すように

次から次へと

淋しい泡が浮き上がってくる現実・・

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

五月の休日~寸描❷~

2020-05-25 05:55:10 | 自然

    ~~~ヾ(^∇^)おはよー♪ございます

 今朝は、楽しみにしてくれている人にも、そうでないヒトにも、昨日の休日の続きのburabura歩きで出会ったもの達の続きを

空木の蕾

    

山躑躅

野アザミ

杉の新芽

檜の新芽

 

南天の赤子

野イチゴ

楓の新葉

             05/25 06:10 まんぼ

 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする