四要素
若しかしたら
”湧き出る”現象の、もう一つの要素を
いつの間にか
手に入れたのかも知れぬ
降って来る
掠めてゆく
過ってゆく
そうして
湧いて来る
つまり、僕がpoemと遭遇する
四つの要素という訳だ
まだ、確信は無いけれど
もし、そうだとしたら
嬉しい
これだけの方便が有れば
或いは
僕は生涯、poetで居られるかも知れぬ
四つの起因を
何時でも、意識の幾らかを割いて
僕は動詞の受け皿になる
勿論、無意識の状態でも
起こる時には起こり
起きる時には起きる
のだが、その時
受け取る器の有る無しで
供物の量も質も、雲泥の差に為る
それだから
気の片を割いた時には
抜かりなく網羅するため
当たうる限りの条件を満たしておくのだ
つまり、一tの紙束の幾枚かと
inkの潤ったball penと
それを収納してゆく
大きなポケット付きの上着を用意して・・
さあ、未知の恩恵に浴しに出よう
収穫は、曖昧の有無だけれど
Themeを
テーマを
吾が天空に向かって放り投げると
稀に
尾ひれ背ひれを付けて
戻って来ることもある
言語の山に
谺を求めるように
時として
その深くて、高くて、遠い対象から
見返りが跳ね返ってくることも有るのだ
見続けた空に
流星が走るように
稀有の