丑の存念ⅩⅤ~Wait~
待つこと=wait
待てること=watch
それが明日を呼び込む
必須の項目になるかも知れぬ
つまり
開運の時を待てる
開花の時期を待つ
結実の時を待てる
成就の時期を待つ
何事も、難儀に滞る時は
想いが行き惑う時は
渾沌の渕に嵌った時は
些かの明りも見えぬ時は
僅かの灯火も感じられぬ時は
etc・・
待つこと、待てることが大事
長い長い時間を費やして
身に沁みて学んだこと
僕には最早、そんなに潤沢に
時が残されている訳じゃないけれど・・
丑の存念ⅩⅥ~ぐるぐる~
田圃をぐるりと囲うようにある
一周3百m程の細い道を
ぐるぐる、グルグル歩いた
人生と表記される人の一生も
若しかしたら
そんな具合なのかも知れぬと
妙に納得しながら・・
何処かに起点が在って
後は、半径幾十、幾百㌔の範疇を
それぞれの目的と歩幅で
ぐるグルguruと・・
握ればサラサラ啄木の砂で
けれど、時たま砂上の楼閣を創る
我等、一蓮托生
この水の惑星の住人
この蒼い星の運命共同体