考える人
Rodinの”考える人”のように
肉厚のU字溝に腰掛ける
目的は、白紙のまま
そのうち
考える人の頭部から
意味有る言葉が生まれるだろうか?
考える人の塑像は
僕の分身のようでも有るが
赤の他人のようにも映り
僕は唯の目撃者のようでもある
それだから
暫くはその様子に目を凝らして
僕の人なのか?
他の人なのか?
結論は
其処に厳と居座る考える人の
次の動きを待つしかない
明らか
真っ直ぐ坂道を上る
けれど
体は逆向きなので
進んでいるのか?
退いているのか?
解らなくなる
渾沌の間に
時間の渦巻きに
飲み込まれそうな気がする
そうなのだ
進んでも戻っても
この一秒一分は
その刹那に消滅してゆくもの
“明らか”なのはそれだけなのだ
TVer
TVの機能に
”TVer"と言うのが有るのを知った
つくづく
時代は時とともに
前に進んでいると感じる
いつでも
その速度に置き去りにされるのは
足腰が弱り、頭の構造が劣化してきた
君達の先輩に他ならない
優しく、教えよ!!
時代を手繰り、新しい息吹を塗し
君達に贈り届けるのは
我等、団塊の世代の手柄なのだ
確かに、経年劣化は否めないが
先達としての誇りは有る
それ故
無視や嘲笑や蔭口などは
酷過ぎるというものだよ・・