四季折々

~感じるままに~

薬師瑠璃光如来のご開帳

2016-05-14 13:55:22 | 神社仏閣・史跡等探訪

明光寺の薬師瑠璃光如来のご開帳法要が行われました。
室町時代中期作の木造薬師如来坐像(県重文)です。
一年に一回、5月の第2週土曜日に開帳されているものです。


像高270㎝、坐像としては広島市内では最も大きな仏像だそうです。(薬師瑠璃光如来=薬師如来の正式名)

薬師如来は、仏教が日本に伝えられた最も初期から信仰されている仏様だそうです。
病気を平癒し、身心の健康を守ってくださる現世利益の仏様として、日本中に信仰が広まったそうです。


左手には薬壺を持たれています。
薬壷の中には、体の病、心の病、社会の病をすべて治してしまう霊妙なる薬が入っているとか。



11:00から法要が始まりました。明光寺住職(右)は第14世だそうです。

平成5年に解体修理が行われ、その際、頭部から墨書が発見されたそうです。
それにより享禄3年(1530)の作と判明したのだそうです。
過去何回も修理はなされているようですが、500年余も、よくぞ守られてきたものです。


たくさんの人がお参りされていました。

薬師堂(市重文)は室町時代末期の建立。薬師堂も平成5年に大修理がなされたそうです。


芸備線中深川駅(安佐北区)から徒歩5分の位置にあります。
大きい屋根が明光寺の本堂で、左奥が薬師堂です。前を流れるのは三篠川、橋は薬師橋です。

今日から1年、家族ともども健康で過ごせるようお祈りしました。
また来年も元気でお参りしたいものです。

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